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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2009年05月

冷たい校舎の時は止まる(上)(下)

最近、このブログは読書感想文になってるな。
辻村深月のデビュー作を読みました。
この作者は女性らしい柔らかい感性に
SFチックなフレーバーをまぶした作風。
なぜか学生時代に引き戻される気分。
内容も中学や高校が舞台なんだけど
感性がそのころのデリケートな感じだからかな。
この作品は雪降る高校の校舎に閉じ込められた8人の高校生。
自殺者がそのなかにいる、ということがわかり
彼らはその自殺者の頭のなかに閉じ込められているということが見えてくる。
さて、その自殺者は?というミステリー仕立てのストーリー。
それぞれの人物の抱える悩みや問題が明らかになっていくところは
青春小説の印象。
上下2冊の長編で、ちょっと途中ダルイところはあるけれれど
これを書きとおした静かなパワーを感じる。
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
(2007/08/11)
辻村 深月

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冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
(2007/08/11)
辻村 深月

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[ 2009/05/29 09:22 ] | TB(0) | CM(0)

疾風ガール

誉田哲也という警察私小説の著者の本。
これが青春ロック小説なんだよね。
主人公は夏美という高校生ロッカーと
祐司という芸能プロダクションマネージャー。
ロックのことはよくわからんけど
メジャーデビュー前の雰囲気がリアルに伝わってくる。
作者はロックやってたっかなって感じ。
で、夏美のロックバンドのボーカルが自殺して
その理由を探す旅が始まる。
ロック×ちょっとした探偵小説的なノリ。
疾風ガール (光文社文庫)疾風ガール (光文社文庫)
(2009/04/09)
誉田 哲也

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[ 2009/05/22 10:30 ] | TB(1) | CM(0)

動機

横山秀夫のミステリー短篇集。
主人公はさまざま。
警察警務課管理官、刑期を終えた前科者、新聞記者、裁判官。
身近なところで事件が起き、そこにスリリングな時間が流れる。
そして、思いもよらない結末。
緻密で、それでいて情感あふれる横山ワールドが続く。
個人的には大手新聞社から引き抜かれそうになる女性記者と
そのネタ元との話がおもしろかった。
最後もハッピーエンディングでない分、腑に落ちる。
動機 (文春文庫)動機 (文春文庫)
(2002/11)
横山 秀夫

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[ 2009/05/18 11:26 ] | TB(0) | CM(0)

街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか

司馬遼太郎の有名な著作である。
街道を歩きながら
その街道に関するウンチクを述べてゆく。
街道の話というより
その地域の歴史であり
日本という国のあゆみが
その地域になぞらえて語れれていく。
特に山口あたりの話がおもしろい。
毛利家やら幕末の長州藩の話が出てくると
何やら戦国時代や幕末の活気がよみがえってくる。
歴史小説の大家である司馬ならではの
深い話が展開する。
ちなみにこのシリーズは
海外にまで足をのばし
43巻もある。
街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫)街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫)
(2008/08/07)
司馬 遼太郎

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[ 2009/05/15 11:39 ] | TB(0) | CM(0)

風に舞い上がるビニールシート

心に引っかかるタイトルだ。
このタイトルが意味するところは
難民キャンプで軽々と舞い上げられていく
人の命や幸せや尊厳だ。
ただし、と、あわてて言うと
作者は世界で起こっている戦争や
その被害にあっている難民のことを
声高に訴えようとしているのではない。
この本は、6人の人々のささやかだけれど
重大な物語の掌編が並ぶ。
そして、タイトルとなった
「風に舞い上がるビニールシート」は
最後に置かれている。
国連難民事務所(簡単に書くと)に入った
里佳は、そこでエドという上司に出合う。
彼と恋におち、結婚する。
しかし、彼は紛争地域へ出かけて行くことを止めない。
そして、彼の身に……。
こう書くとありきたりのストーリーに思えるが
そうしたストーリーに身を置く主人公の
感情のうねりと共感して読み進むとき
この本はすべての人にとって
現代に生きるその人自身の物語となる。
風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
(2009/04/10)
森 絵都

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[ 2009/05/08 15:24 ] | TB(0) | CM(0)

陰の季節

警察小説というと刑事が活躍するものだが
管理部門、つまり裏方さんの活躍にスポットを当てて
新しい分野を切り開いたのが
横山秀夫である。
その管理部門警察小説の幕開けが
この本からだ。
表題にもなった『陰の季節』。
主人公は警察人事を担当するエリート。
そこへ天下り先のポストから辞任しようとしない大物OBが。
人事発令まであとわずか。
主人公はその大物OBに接触するうちに
思わぬ過去の事件がそこに表れれてくる。
緻密に練られたストーリー。
あっと驚くようなどんでん返し。
ストーリーテリングの名手は
いくつもの傑作を紡ぎだしている。
陰の季節 (文春文庫)陰の季節 (文春文庫)
(2001/10)
横山 秀夫

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[ 2009/05/07 13:33 ] | TB(1) | CM(1)

向日葵の咲かない夏

このミス、2009年度版作家第一位!
こういう帯に弱い。
つられて買いました。
ホラーですね。
少年が夏休みに友だちのうちへ行って
その友だちが自殺しているのを見つけて…
そこから始まる物語。
最後にすべてがどんでん返しされる。
おもしろい人にはおもしろい本です。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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[ 2009/05/05 07:16 ] | TB(1) | CM(1)

天ぷらにソースをかけますか?

タイトルに惹かれて買いました。
著者は日経新聞社記者。
ネットで日本全国食の嗜好についてアンケートを取って
それをまとめたものです。
途中までおもしろく読めましたが
途中から飽きちゃいました。
ちなみにタイトルの天ぷらソース圏は
関西優勢です。
天ぷらにソースをかけますか?―ニッポン食文化の境界線 (新潮文庫)天ぷらにソースをかけますか?―ニッポン食文化の境界線 (新潮文庫)
(2008/12/20)
野瀬 泰申

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[ 2009/05/05 07:07 ] | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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