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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2009年10月

パズル

山田悠介の本。
映画にもなったリアル鬼ごっこで有名。
この人の作品は何と言っても
設定が凄いビックリ!
この「パズル」では、
中学校を占拠した武装集団が
エリート中学生たちに
求めたのは、
校内に隠された
ジグソーパズルを探して完成させること。
できないと人質の担任の先生が殺される。
こんな荒唐無稽な設定を
ビシバシ進めていく力技の筆力。
そして、ヒューマンにならない
冷めた登場人物たちの感性。
気がつくとその世界に
引き込まれている。
ドラマツルギーなんて必要ない。
何より奇抜な設定!
という作者のエネルギーが感じられる。
パズル (角川文庫)パズル (角川文庫)
(2007/06)
山田 悠介

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[ 2009/10/30 10:59 ] | TB(0) | CM(0)

長い家の殺人

歌野晶午のミステリー。
デビュー作。
学生ロックバンドのメンバーが殺された。
しかも、死体が消えて、また戻ってきた。
この謎を追って、バンドメンバーが動く。
そして、また、同じバンドメンバーに
死体消失の殺人事件が。
死体消失トリックに加えて
バンドをやっていたであろう作者ならではの
リアルなバンド感覚が
作品に面白味を出している。
若々しい佳作。
長い家の殺人 (講談社文庫)長い家の殺人 (講談社文庫)
(2008/04/15)
歌野 晶午

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[ 2009/10/29 09:53 ] | TB(0) | CM(0)

ライヴ

死に至る奇病の特効薬がもらえる。
条件はトライアスロン完走。
奇病にかかった家族たちを持つ
人々の挑戦が始まった。
マスコミを巻き込んで行われる
トライアスロンには数々のトラップがあった。
こんな荒唐無稽な物語を
書ききってしまうところに
山田悠介の若さからくる魅力がある。
感動やお涙ちょうだいになりそうになると
ギリギリでかわす。
あまりに残虐にもならない。
そして、人間賛歌にもならない。
少し無機的な物語や語り口に動く
主人公たち。
この絶妙なバランス感覚が
10代の物語だと言える。
ライヴ (角川文庫)ライヴ (角川文庫)
(2009/06/25)
山田 悠介

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[ 2009/10/09 09:45 ] | TB(0) | CM(0)

太陽の塔

前に読んだ『夜は短し歩けよ乙女』がおもしろかったので
日本ファンタジーノベル大賞受賞のこの本を
遡って読みました。
残念ながら、途中で挫折。
お話は京大の大学生である主人公が
元彼女を付け回しているところから
始まるんですが、
半分くらい読んでも物語が進まない。
独特の文体と京都の街の迷路のような感覚
大学生のバンカラぶり、
哲学的な持論を展開する大学生らしさ
で引っ張っていくのですが
いかんせん物語が立ちあがってこない。
残念ながら、途中で読むのをやめました。
違った形から見た失恋ストーリーなのでしょうがね。
太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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[ 2009/10/08 10:30 ] | TB(0) | CM(0)

ジロマニア~オトナの男のスタイルブック

だいぶ前に読んで読み返しました。
ちょっと平均的なスタイルブックではないですね。
ジローラモさんのワードローブ紹介という感じ。
カーゴパンツの火付け役はジローラモさんなんですね。
ジロマニア~オトナの男のスタイルブック~ジロマニア~オトナの男のスタイルブック~
(2007/12/15)
パンツェッタ ジローラモ

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[ 2009/10/02 10:24 ] | TB(0) | CM(0)

ジェネラル・ルージュの凱旋

DVDで見ました。
ダメ診療内科医の田口に(原作では男性)
女性の竹内結子
厚顔無恥な厚労省役人の白鳥に阿部寛のコンビ。
フジのテレビ見ちゃったからな。
田口公平 … 伊藤淳史
白鳥圭輔 … 仲村トオル
の印象が定着しちゃってる。
こっちが先に映画化したんだけどね。
これを借りたのは、最近好きな堺 雅人が
救命センターのセンター長演じてるから。
堺は良かったけど、
もっと期待していたから
期待よりはちょっとって感じです。
ちなみに原作も読んでます。
竹内が気弱そうな感じで演じてる。
阿部も適役なんだろうな。
でも、何か食い足りない。
なかでは事務長の尾美としのりが
やらしい感じを出してて良かった。
キャスティング、脚本が
TBSっぽく何か古い感じで
もうひとつ食い足りませんでした。
ほかのブログを見てきて
ちょっと納得できる評価がありました。
この監督は間とかホンワリしたムードの
演出が得意だから
この作品には合わなかった。
その通りですね。
原作では、会議室での議論が
クライマックスなんですが
この映画では
最後の大事故で続々と運ばれてくる
患者を助けるのがクライマックス。
原作の内容はあれやこれや
ありすぎだから
どっかをカットしなくちゃならないのは
かわるけど、何か平坦な本になっちゃってますね。
ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]
(2009/09/09)
竹内結子阿部寛

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風が強く吹いている

なぜ人はスポーツをするのだろう。
なぜ人はスポーツを見て
熱くなるのだろう。
なぜ人は戦うのだろう。
なぜ人は目指すのだろう。
人生に目標という輝きを置きたいからか。

スポーツ小説というジャンル。
そこに今惹かれる。
三浦しをんの駅伝小説。
箱根駅伝に思いを募らせる主人公の灰二が
同じ寮にいる素人たちとともに
箱根駅伝の本戦出場を目指す。
そんな荒唐無稽なストーリーが
次第にリアルになってくる。
そして最後には寛政大を応援している
自分がいた。

主人公たちのキャラクターは
さすがの三浦しをん。
熱血系ではない。
どちらかというと
変な奴らばっかり。
そうした奴らが箱根を目指すところに
落ちこぼれ集団へのエールが見える。
そして楽しうて、やがて熱くなっていくストーリー。
ラストの本戦の戦いは
ちょっと泣いた。

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
(2009/06/27)
三浦 しをん

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[ 2009/10/01 10:41 ] | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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