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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2010年07月

ヒューマン・トラフィック

5月18・19日分。
ヒューマン・トラフィック。
人身売買をテーマにした映画。
東欧での恋人を装った拉致。
モデル・エージェンシーを装った拉致。
アジアでの幼女誘拐。
それらの点が
米国での売春組織へと
つながっていく。
人身売買とあるが
その実態は拉致。
そして、家族への被害をほのめかして
売春を強要する。
こうした国際組織の摘発に
ICE(移民関税局)捜査官のケイトが挑む。
東南アジアで両親といた米国人少女が
ちょっとしたすきに拉致されるシーンは本当に怖い。
実際にこうしたヒューマン・トラフィックが
行われているリアルさは背筋が凍る。
米国で証言しようとした拉致女性は
ケイトの目の前で狙撃され殺される。
自らもレイプの体験を持つケイトは
遂に潜入捜査に踏み込む。
ヒューマン・トラフィックを知らしめようとする
制作者の強い意志が感じられる映画。
最終的には買春をする側がいなくなれば
こうした事件は減っていく。
映画の最後でのそうした訴えが切実だ。

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プレデター2

5月17日分。
透明でジャングルに登場しては
軍隊を抹殺するプレデターが
怖かった1から
舞台をロスに移しての2。
のっけからバイオレンス感満載の
ガンアクション。
戦闘シーン。
マフィアと警官の打ち合い。
そうした血の匂いがする場所に
またまたプレデターが登場する。
前半はプレデターがいることを
何となくしかわからない刑事たちが
その存在に気づきだすまで。
その間に刑事たちはどんどん死んでいき
主役の刑事ダニー・クローバーが生き残り
プレデターの正体を知っている
CIAたちの全滅を横目に
プレデターと戦って勝つわけだが
その過程でプレデターが宇宙人であることや
モビルスーツみたいな宇宙服のしくみも描かれてくる。
正体がわからない怖さから
SFじみた展開。
最後にクローバーがプレデターを倒すが
その直後に次々とプレデターが。
ここが一番怖かったがその集団は
戦わず、勇者よとか言って去る、
何か肩すかし。
しかし、圧倒的に強い
プレデターが人間と戦って
人間が勝つことに無理があるわけで
プレデターはエイリアンとか
他の怪物たちと戦うことになる。

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ブロークンアロー

5月16日分。
バイオレンスアクションの勇・ジョン・ウー監督に
ジョン・トラボルタという組み合わせのアクション映画。
一時ハリウッドでジョン・ウー×ビッグスターの組み合わせが
流行ったがそのうちの一作。
ブロークンアローとは
原爆ミサイルが喪失した意味。
トラボルタとクリスチャン・スレーターが
乗る米軍飛行機。
トラボルタが軍を裏切り、
ミサイルを放出。
ともに飛行機から脱出した
悪役トラボルタと善玉スレーターの
ミサイルを巡る闘いが始まる。
ミサイルはどうやら
緊張感を演出するためだけのもので
本質は場所を変え、品を変えの
アクションの連続。
スレーターには
女性パークポリスもパートナーとして登場し
スレーターと一緒に戦う。
ヘリの墜落シーン、
飛行機の墜落シーン
洞穴でのアクション
最後の電車上でのアクションと
どれもジョン・ウーならではの
アイデアに満ちたアクションなのだが
なぜかシチュエーションがもうひとつ。
ミサイル紛失とかいう設定ではなく
もっと違う暗黒街な設定の方が
ジョン・ウ―には似合うと思うが……。

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リバウンド

5月15日分。
テレビでも引っ張りだこ。
人気者の大学バスケコーチのロイ。
でっかい態度で首になり、
大学のコーチ復帰のために
母校の中学校のコーチに。
選手はわずか数人。
負け続けの弱小チーム。
そんな期待通りの展開の中
コーチになっても
最初は何も指導しないロイだったが
見るに見かねて少しずつアドバイスをしだす。
バスケのアドバイスも簡単だけど的確だし
一人ひとりを見て
その生徒の個性を尊重するのがいい。
勧誘する生徒も突っ張りの女子生徒。
背が高いだけの男子生徒とユニーク。
そして、次第にチームは一体となり勝ちだす。
スポコン映画のセオリー通りの展開だが
コーチのいい加減な感じがいい。
それが徐々にチームに愛着を持ち始めるのが
素直に共感できる。
最後には大学のコーチ復職を蹴って
中学のコーチにとどまり
チームも最終戦に勝って
優勝する。
ハッピーエンドの展開。
観ていて気持ちよくなる映画だ。

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フェノミナン

5月14日分。
フェノミナンとは非凡な人の意味。
ジョン・トラボルタがある日
UFOの閃光を見た日から
非凡な才能に目覚め始める物語。
脳手術で知能退行の男が天才になる
『エルジャーノンに花束を』を想起させる。
で、何だか二番煎じの感じがしちゃった。
カリフォルニアの田舎町に住む
自動車修理工が奇問難問を解決するようになって
街の人は彼の変化に戸惑いを隠せない。
そして、その街にやってきたシングルマザーと
恋に落ちて……。
主人公は実は脳の腫瘍により
鬼才を発揮していて
最後には死んでしまうという後半の展開は
ちょっとアイデアに富んでいると思うのだが
そこに至るジョンの苦悩が描かれていなくて
ちょっと神のように感じてしまうので
引いちゃいました。

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センター・オブ・ジ・アース

5月13日分。
地底探検もの。
ジュール・ベルヌの『地底旅行』の映画化だそう。
どうりで、何となく地下への侵入も脱出も
そんなんなの?って何かお気楽な感じ。
地球内部の研究を行っていた大学教授トレバー
甥っ子のショーン
山岳ガイドのハンナが主人公。
ジュール・ベルヌの『地底旅行』の本に残された
兄の学者の走り書きを頼りに
トレバーとショーンはアイスランドへ。
そこで出会った登山ガイドで美人のハンナとともに
地底へ潜るはめに。
そして地球の中心に入り込んでからは
(本当にこんな距離で地底の中心に行かないと思うけど)
脱出のためのアドベンチャー。
最後は蒸気の力で脱出。
凄い高さから落ちても、凄い高さを飛んでも
ケガもしないし、恐怖感もない。
アミューズメントパークのアトラクション映画。

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ダイ・ハード3

5月12日分。
今度のダイハードは戦争だ!
的なキャッチが公開時にあった。
ブルース・ウィルス演じるマクレーン刑事が
犯人から名指しで指名され、
ブロンクスの真っただ中に
黒人誹謗の看板を背負って立たされる。
そこで黒人に襲われそうになるのを
サミュエル・L・ジャクソン演じるゼウスに救われる。
そして、ブルースとサミュエルのバディ物的な
展開が始まる。
今回の犯人はニューヨークのあちこちに
爆弾を仕掛けるテロリスト集団。
爆弾をネタにウィルスたちに
あちこちの爆弾解除を要求する。
しかし、その狙いは世界銀行の
膨大な金塊だった。
その狙いに気づいたウィルスたちが
テロリストに反撃を開始する。
そこにあるもので危機を脱したり
敵を倒したりするアクションが
全編のトーンとなっている。
撃たれても、暴走する電車や車に乗っていても
かすり傷で済むウィルスは不死身だ。
そのちょっとひねったアクションがご愛敬。
暴走する地下鉄での爆弾探索シーン。
ダムからの放水管の中での濁流からの脱出劇。
小学校での生徒救出劇はウィルスがからまないが
ちょっとホロリとさせられる。
そして、ラストのヘリとの戦いは
本当かよと思わせるが、キレはいい。
ただ、タフで死なないだけのヒーローは
ちょっと魅力に欠ける。
死ねないヒーローなのだね、ダイハード。
それがウィルスの不機嫌の理由かも。

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大統領の陰謀

5月11日分。
若き日のダスティン・ホフマンと
ロバート・レッドフォードが印象的。
二人演じるワシントン・ポストの記者が
ウォーターゲート事件を暴いていく。
しかし、事件の解明や真相追求を期待すると
ちょっと違う。
ひたすら叩き続けるタイプライターの音。
関係者に会って証言を取りまくる半ば強引な
インタビューシーン。
事件の人間関係を議論する議論シーン。
これは記者たちの日常を映画いた映画なのだ。
ひたすらタイプを叩きまくる二人が
かっこいいと感じちゃう映画だ。
ウォーターゲート事件の概要を知って
その上でバックストーリーとして見ると
興味深いだろう。

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虚栄のかがり火

5月10日分。
冒頭、飲んだくれのブルース・ウィルスが
何だか著作で成功したとかで
講演へ向かうシーンがダイナミックに続く。
引き込まれる。
両手にグラスとウイスキー。
ホテルに入ってからは
ボーイのトレーの上のマティニを取ったりと
ともかく流れるように会場へ。
そこで多くの聴衆の前に立つブルース。
その著作のネタが
敏腕トレーダーのトム・クルーズの事件だった。
トムはメラニー・グリフィス演じる人妻マリアと
逢瀬を楽しんでいたが
ベンツで治安の悪いブロンクスに迷い込んだ。
迫ってきた黒人少年を
メラニー・グリフィスの運転でひいてしまう。
その場を逃げ去った二人だったが
トムに警察が迫り、収監される。
舞台は法廷となる。
トムが運転していたと偽証するメラニー。
しかし、トムとメラニーの会話を録音していた
テープを入手したトムは
そのテープを法廷で流し
無罪を勝ち取る。
けっこう法廷シーンが自由気まま。
こんな裁判はないよなって感じ。
ウィリスが干されていた状況から成功へ。
成功していたトムが
裁判で妻も仕事も失い
しかし、無罪を勝ち取って
どこかへ消えていく。
アメリカはニューヨークで
成功のかがり火が次々と移り変わっていく様を
風刺的に描いた映画。
祭りの喧騒感にも似て
人々は炎に群がる夏の虫のように
その炎に飛び込んでいく。
24時間起きている街で
わくわくするような浮遊感。
それが幸せなのか、それとも……。
“虚栄”とは一瞬の輝きしか放たない。
しかし、身を焦がすような快感がそこにはある。
それをウィルスとトムの対比で描く。

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永遠のアフリカ

5月9日分。
旦那の仕事で住まいが変わることは
よくあるだろう。
でもこれは結婚相手と一緒に
アフリカに移住した女性のお話。
キム・ベイシンガーが熱演している。
旦那はダメ男。
アフリカに行ったら、
牧場を管理する仕事に就いたが
その仕事をベイシンガーにまかせっきりで
仲間と猟ばかり。
これは飲みに行って家庭を顧みない旦那のパターン。
この旦那が事件で死ぬ。
そして、後半には
息子が事故で死ぬ。
残されたベイシンガーは
それでもアフリカに住み続ける。
実話をもとにしたお話。
お話自体はこう書くと
悲劇の連続に打ち勝つ女性って感じだが
アフリカの映像が見る者を誘う。
実際にはなかなか行けないと思うが
でも行ってみたい気にさせる。
雄大なアフリカの自然をバックに描かれるドラマは
ダイナミックで悲劇的であるが
神話的な美しさを感じさせる。
一人の女性の生きざまが
アフリカの大地でひとつの神話に昇華されていく。

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風とライオン

5月8日分。
アフリカはモロッコが舞台の映画。
冒頭がいい。
馬に乗った一団が
海岸を駆け白く美しい邸宅の
庭や建物内に侵入する。
驚きながらも、これは何だと一気に
画面に惹きつけられる。
キャンディス・バーゲン演じる夫人と
二人の子どもが
その馬の一団にさらわれる。
一団を率いるのが、
リフ族の主長ライズリを演じるショーン・コネリー。
野卑で暴力的な強烈な印象を冒頭で与える。
美しいバーゲンと暴力的なコネリー。
この出会いがその後の展開を作っていく。
実はコネリーはモロッコに対する
欧米列強の干渉にNOを突きつけるために
アメリカ大使の夫人を誘拐したのだった。
一緒に過ごすうちに、お互いの違いに反発しながらも
お互いの強さに次第に惹かれ合う二人。
そして、アメリカのルーズベルト大統領は
アメリカの威信をかけた強硬策で
モロッコの首府を制圧し、
夫人解放を促す。
このシーンも印象的だ。
船から降りたアメリカ歩兵師団が
パレードのような行進を行い
首府に迫り、整然と打ての号令で首府を打つ。
どこか戯画化されたその動きに
アメリカの大国主義に対する
ある種の戯画化が見える。
そして別れ。
バーゲンは解放され、コネリーは一時捕虜になるが
バーゲンの行動により、コネリーは解放され
戦いの末、ドイツ軍に勝って去っていく。
しかし、欧米列強のモロッコへの干渉は
もう避けられないものとなっていた。
最後に題名の意味が語られる。
ライオンはコネリー演じるライズリ。
砂漠にとどまり、そこで生きるしかない。
風はルーズベルト・アメリカ大統領。
風は世界を吹きわたり、嵐を巻き起こすが
とどまる場所がない。
当時の欧米列強による
アフリカ支配への強烈なアンチテーゼがそこにある。
現代にも通じるアイロニーが描かれている。
エキゾチックな映像の中に
二つの力のあり方が描かれている。

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悪魔を憐れむ歌

5月7日分。
デンゼル・ワシントンは敏腕刑事。
ある凶悪犯を捕まえ
彼が死刑執行となるが
実はその凶悪犯には
悪魔が憑いていた。
その悪魔がワシントンを追い詰めていく。
悪魔は人間同士の接触で
乗り移っていくという設定。
街頭で雑踏の人々に
次々と悪魔が乗り移り
ワシントンに悪態をついていくシーンは
映像的にも出色だし、怖い。
逆に言えば、ここを描きたいために
そこに至る映像は実に地味。
心理的な恐怖を狙っている。
最後にはワシントンは
森の中の別荘で悪魔と対決する。
乗り移った人間が死に
ほかに人間がいないと
その悪魔は死ぬという。
最後には自分に乗り移った悪魔とともに
自殺するワシントンだが、
悪魔は動物に乗り移っていた。
恐怖のエンドレスという
ホラー映画のお決まりの終わり方。
でも、これじゃ
最初から人間の負けは決まっていることになる。
そこまでのすべての戦いを否定するようで
ちょっと腑に落ちなかった。



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ラッシュアワー3

5月6日分。
ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの
バディ物映画の3作目。
まじめなチェンとおふざけタッカーの組み合わせ。
敵役で真田広之と工藤夕貴が出ている。
今見ると何か古い感じ。
チェンと真田が昔同じ孤児院で育った間柄。
チェンが真田を殺せないという設定なんだけど
その悩んでる感じが何か全体のトーンで浮いてる。
工藤も何かきれいじゃない。
ノリもイマイチ。
下品は嫌。
フランスはエッフェル塔?での戦いは
ちょっと見どころ。
全体的にはイマイチな1本。
本が悪いね。

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ほかならぬ人へ

5月5日分。
作者の直木賞受賞作。
作者は一貫して現代のリアルな愛を描いている。
普通の人の内面にある
エキセントリックなドラマ。
それが愛なのだ。
表題の『ほかならぬ人へ』は
さすがに直木賞受賞作だけあって読ませる。
この人の小説の魅力は
まず主人公の独特な人生論。
そして、主人公が置かれている仕事を
リアルに描いていること。
主人公の宇津木明生は
シューズメーカーの営業マン。
財閥一家の次男坊。
キャバクラで出会った彼女と結婚し
その彼女が以前の男といまだに続いていた。
離婚を巡るドロドロ。
そして、主人公の上司にブスだと自分でも言う
東海さんがいる。
何かというと、東海さんに話を聞いてほしくなる明生。
ある日東海さんは以前肺ガンの手術を受けていた事実を
さらりと告げる。
そして、いろいろあって明生の離婚。
いつしか明生は東海さんに惹かれていた。
そして、結婚。
しかし、東海さんは肺ガンが再発した。
こうストーリーだけ書くと
何だか身も蓋もないが
この人の書く小説は
リアルな魅力にあふれている。
例えば、外食のシーン。
具体的なお店が出てきて、メニューもリアル。
明生が東海さんの自宅でご馳走されるシーンも
具体的なつまみがリアルに出てくる。
そして、会話もそう。
仕事に関する会話もリアル。
そして、明生の夫婦問題もリアル。
徹底して細部を読ませながら
リアルなのだ。
そして、そのリアルが興味深く読める。
きちんとそれぞれを体感できるまでに描いている。
ことさらエキセントリックな設定に頼らず
今に生きる我々の愛を描いている。
生き方を描いている。
だからこそ、そのリアルに共感する。
そして、併載の『かけがえのない人へ』は
社内不倫を描いている。
こっちもリアルな設定。
女性視点のせいか、共感度はイマイチだった。

ほかならぬ人へほかならぬ人へ
(2009/10/27)
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[ 2010/07/02 14:32 ] | TB(0) | CM(0)

フィラデルフィア

5月4日分。
トム・ハンクス演じるのは有能な若手弁護士。
デンゼル・ワシントン演じる弁護士と戦い
その裁判で勝利する。
会社で上級弁護士にも抜擢され
順風満帆に見えた。
ところがハンクスはエイズを隠していた。
会社は突然書類の紛失を理由に
ハンクスを解雇する。
ハンクスは不当解雇で戦おうと
ワシントンに弁護を依頼する。
この映画は人間の偏見について語っている。
エイズ、同性愛。
裁判という形を取りながら
人間が誰しもが持つ偏見を裁いている。
自らの偏見に打ち勝つには
まず知ること。
自らの偏見を、そして、偏見の対象の本質を。
ハンクスの鬼気迫る演技。
ワシントンの人間味が
それを語っている。

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ザ・ハリケーン

5月3日分。
デンゼル・ワシントン主演。
無実の罪で投獄されたワシントンが
偶然手紙をもらった人々の協力で
無罪を勝ちとるまでの話。
貧しい環境に育ったワシントンは
子どものころから警察に目をつけられ
何かというと投獄されてきた。
ボクサーとして成功を収めつつあった
ワシントンをまたもやその刑事が無罪の罪で収監する。
そして、無実の罪を主張し続けると
協力者にも脅しが……。
実際にあった話だと思うが
州ぐるみで犯罪者に仕立てようとする
怖さが出てくれば、
もっと強い映画になったと思う。
日本の冤罪事件を見るまでもなく
官憲は色眼鏡で人を見る。
そして、自らの都合で犯罪者を創造する。
その辺の官憲の負のダイナミズムの本質を
もっと描いてほしかった。
最後に無罪を勝ちとるのも
裁判官の情のような描き方で
理性的にも納得できる
勝ち方を描いてほしかった。

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デンゼル・ワシントン

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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削除いたします。

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