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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2016年01月

スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望

最新作は女性が主人公。
ってナウシカじゃん。
でも……。


話は1977年に遡る。
マイルドセブンが発売され
キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」と言い
有珠山が噴火し
大洋ホエールズが横浜に移転を表明し
テレビが完全カラー化し
横田めぐみさんが拉致され
ピンクレディのUFOが流行った年に
アメリカで『スター・ウォーズ』が公開された。
後にシリーズと併せて改題された
『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』だ。
翌年に日本でも公開されるが
この映画が大ヒットした結果
ベトナム戦争後の内省的なアメリカ映画は
エンターティメントに舵を切り
SF映画がヒット作として市民権を得るようになった。

『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』には
いくつもの要素が潜んでいる。

1番目は英雄の誕生である。
ルーカスは
ジョセフ・キャンベルが神話を分析した
『千の顔をもつ英雄』という本に記された
英雄の構造に刺激されたとされる。
簡単に言うと
(1)「セパレーション」(分離・旅立ち)
(2)「イニシエーション」(通過儀礼)
(3)「リターン」(帰還)である。
主人公たるルーク・スカイウォーカーは
辺境から旅立って、英雄へと成長していく。
この過程はこの映画を含めた初期3部作で描かれる。

2番目は宇宙人=クリーチャーとの共存である。
ルーカスは当初、『フラッシュ・ゴードン』の映画化や
『隠し砦の三悪人』のリメイクを企図したが
版権問題で座礁に乗り上げ
『スター・ウォーズ』に取り組むことになったのである。
この背景には西部劇の復権があり
完全なる悪としての宇宙人を設定できるため
スペース・オペラになったという説がある。
そこで、さまざまな宇宙人が登場し
その中でダースベイダーという完全なる悪が生まれる。

3番目は冒頭のタイトルと絡むが
レイア姫の存在である。
姫と騎士という中世ヨーロッパを思わせる構造の中で
姫がおてんばで活発で恋に落ちる予感を見せる。
この姫の存在がこの映画全体の中心であることは間違いない。
そして、この映画から数十年が経って
最新作でようやく女性が主人公になるのである。
姫が中心という意味は
ルークとの関係やハン・ソロとの関係においてである。
この映画の主たる人物は
ルークとハン・ソロとレイア姫とダースベイダーである。
辺境から登場した英雄候補
アウトサイダーのタフガイ
そして姫
さらに敵役のダースベイダー。
この4人をめぐる物語がスター・ウォーズの主軸である。

4番目はSFX、VFXの驚異である。
今観ると『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』は
特撮効果において古さは否めないが
しかし、この作品に多くのファンがついた理由の一番は
宇宙人たちの造形
宇宙船の戦闘シーンなどの
特撮効果であり
物語よりも、こうした表層が
人々の心をとらえたのである。

他にも子細に分析すれば
さまざまな要素が詰め込まれた『スター・ウォーズ』であるが
いい意味でも、悪い意味でも
この映画が、その後の映画の行方を左右したことは間違いない。

そして、単純なスペース・オペラに見えた
この第一作から始まり
父と子の物語が立ち上がってくるのは
ご承知の通りである。
そのことはジジョセフ・キャンベが語る
英雄の誕生には必然と言わざるを得ない。

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ウォルト・ディズニーの約束

メアリー・ポピンズを観たくなった。
原作者のトラヴァース夫人が
とってもチャーミング。


チャーミングと言っても
普通の可愛いではない。
メアリー・ポピンズを映画化しようとする
ディズニーの面々と丁々発止の戦い。
すべてを否定する。
ウォルトに対しても、胡散臭い印象を崩さない。
その頑固さに惹かれた。

人は頑固さを貫くことはなかなかできなない。
ついつい他人と合わせてしまう。
だからこそ、トラヴァースの頑固さが潔い。

そして、彼女の魅力につかまっていくと
実はその頑固さの裏に父との確執があることが浮かび上がってくる。
この辺の深みが物語に感動をもたらす。

脚本がいい。
この映画化を認めた
ディズニーの懐の深さもいい。
すべてがマッチして
忘れられない映画が生まれた。

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鍵泥棒のメソッド

銭湯で鍵を盗んだことから始まる
サスペンスコメディー。
人生っていろいろあると思わせる
笑って爽快になる映画。


売れない役者の堺雅人が
銭湯で転んだ香川照之と
鍵を入れ替えたことから始まるサスペンスコメディー。
香川は記憶喪失になり
堺のボロアパートで暮らす。
一方境は殺し屋だった
香川のお金で借金を返し
豪華マンションで暮らす。
香川と付き合うようになる雑誌編集長の広末涼子。

3人に殺し屋の依頼人であるヤクザ荒川良々が加わり
ドタバタの物語が展開する。

どんでん返しあり
ラブストーリーありと
飽きさせないが
堺のダメ男ぶりと
香川のハードボイルドの対比がおかしく
それが入れ替わるところが笑える。

さらに香川が堺に迫り
香川を広末が追い
それを荒川が追い詰めるという
4つどもえの構図が物語を引っ張っていく。

ラストにはハッピーエンドがあり
ダメ男のダメぶりがあり
それでも人生って素晴らしいと思ってしまう
能天気ぶりがハッピーにしてくれる。

鍵泥棒のメソッド
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カールじいさんの空飛ぶ家

じいさんが家を飛ばして冒険の旅へ。
冒頭のおばあさんとの回想シーンが
ジーンと来る。


カールじいさんはおばあさんに先立たれ
思い出が詰まった家に
たくさんの風船をつけて空に浮かべる。
その家に「お年寄りお手伝いバッジ」をつけた
太っちょの少年も乗っていた。

冒頭の回想シーンが泣ける。
長い思い出が詰まった家。
取り壊されるとあって
風船をつけて浮かべ旅に出る。

これが冒険の旅となる。
冒頭から一転して
アドベンチャーアクションになる。

全般にキュンとして
楽しくて、心に残る。

◎のアニメ作品だ。

カールじいさんの空飛ぶ家
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世界極限サバイバル2016(TBS1月2日18時)

アイドルの挑戦に見入った。
NEWS増田貴久が良かった。


芸能人が過酷な自然環境に置かれ
100時間以内にゴールを目指す。

サバイバルテクニックを伝授され
もちろんスタッフが安全面をサポートしているは言え
過酷さは伝わってくる。

中でもNEWSの増田君が挑み
像の糞から絞った水を飲んだシーンは衝撃的だった。
軽く見始めたが、ラストまで見てしまった。

他に武井荘、西川貴教、佐野岳。
4人がそれぞれ別のエリアで挑んだ。

紙の月

女性銀行員がすっと横領に踏み出す。
そこが一番怖かった。


宮沢りえ演じる女性銀行員が
横領の罪にはまっていく物語。

普通、横領する最初は躊躇があると思うのだけれど
すっとまるでお茶でもするように最初の犯罪に入っていく。
そこが怖かった。

旦那の仕事も順調で不自由ない女性が
銀行に勤める。

そして、通勤途中に大学生の男と出会い
恋に落ちる。
貢いでいく。銀行の金をの横領する。
旦那は海外は単身赴任で
自宅が横領のための書類密造工場と化していくのが
恐ろしいながら、おもしろいような。

すっと踏み出す女性の胆力というか
怖さを見た印象。

美貌の宮沢りえだから
その怖さがよけい際立った。

大学生でダメになっていく池松壮亮もいい。

紙の月
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警察署長ジェッシイ・ストーン 消された疑惑

意外な形で警察署長に復帰。
ラストの事件は
思いがけない人物が犯人。
ジェッシイともお別れ。


冒頭、衝撃のシーン。
ジェッシイは警察署長に復帰し
その事件に挑むことになる。
スーツケースも、女性警官も辞めていて
一人の警察署長。
事件は思いがけない犯人が姿を現す。

元妻への未練も薄れてきて
ラストにスーツケースも戻ってきて終わる。

ジェッシイはある女性といい関係になり
新たな始まりを予感される終わり方。
今後はどうなるのか。
原作者のロバート・B・パーカーは亡くなっている。
原作がない展開で進むのだろうか?

警察署長ジェッシイ・ストーン 奪われた純真

少女の麻薬による死。
黒人男性の殺人。
二つの謎。
署長でないジェッシイ。


2つの事件。
独自の捜査。
孤独。
女性とのベッドイン。

お決まりパターンになってきた
警察署長ジェッシイ・ストーン。

今回はジェッシイを訪ねてきた女性が
あとわずかで不審死を遂げる。
原因は薬物。
この少女の死と
臨時警官として働く州警察の案件である
黒人男性の殺人容疑。
この二つ。

少女はアルコール中毒施設に入っており
そこで知り合った男性に売春を強要されていた。
例によって、罠をかけてこの男性を誘い出す。

少しパターン化が見えるジェッシイ。
孤独も少し薄れてきた。
ここのところの作品では
警察署長でないことへの不安が感じられる。

警察署長ジェッシイ・ストーン 非情の影

遂に警察署長でなくなったジェッシイ。
首都ボストンでの連続殺人事件と
パラダイスの強盗事件を追う。


前作の終わりで警察署長の職を追われたジェッシイ。
友人の州警察刑事が病床から復活し
ジェッシイに連続殺人事件の捜査コンサルタントを依頼する。
さらにパラダイスで起こるコンビニ強盗事件も
かつての部下たちは解決できないでいた。

この二つの事件にジェッシイが挑む。
もう警察署長ではなくなったとツッコミを入れたくなるが
警察署長ジェッシイ・ストーンシリーズだ。

最初の連続殺人事件に
知り合いの裏社会のボスであるジーノの影がちらつくが……。
またまた、ミスリードに引っ掛けられる。

コンビニ強盗も解決する。

そして、ジェッシイの孤独はどこへ行くのか?

残り2作。

警察署長ジェッシイ・ストーン 薄氷を漂う

悲しみが深まるジェッシイシリーズ。
ラストに胸が痛くなった。


冒頭、親友でもある州警察殺人科の刑事と
ともに張り込むジェッシイ。
突然の銃撃。
ジェッシイもケガをし、刑事は重症となる。

さらに持ち込まれた昔の幼児誘拐事件。

この二つの事件の解決にジェッシイは乗り出す。

今回、スーツケーズが目覚める。
ところが、ジェッシイの警察署長の席が危うくなってくる。
行政委員会との折り合いが悪くなってくるのだ。

そして、いつものやり方。
罠にかける方法。
で、一つ目の事件の犯人は逮捕される。

衝撃は二つ目の幼児誘拐事件。
犯人は見つかるのだが。

題名の「薄氷を漂う」が胸に迫るラストだった。

いよいよ終幕が近づいたジェッシイ・ストーンシリーズ。
ジェッシイの元妻への思いから来る悲しみは深まる。
なしえなかったことへの後悔も強くなっていく。

警察署長ジェッシイ・ストーン 訣別の海

ジェッシイシリーズでは
一番印象が薄い。
ラストで衝撃が走るが。


元妻との過去を引きずる。
夜にスコッチを2杯。
心理カウンセラーに通う。
同居している犬とは距離が縮められない。
しかし、敏腕の警察署長。

パラダイスという小さな街で
事件に挑むジェッシイ・ストーンシリーズ。
第4弾は一番印象が薄い。
立ち上がりが遅いからだ。
昔の誘拐事件を調べ始めるジェッシイ。
さらにレイプ事件が起きる。

そして、前作で重体の部下スーツケースは
以前意識不明。
もう一人の部下黒人のモーリーは妊娠のため退職し
新しく白人の女性が部下になっている。

展開が遅いのは
過去の事件を調べ始めるまでに
時間がかかっているから。
この事件は銀行強盗事殺人件なのだが
銀行員である被害者の女性宅を訪れると
姉が出てくる。
その姉とジェッシイはいい感じになるのだが。
この事件のラストに大どんでん返しがある。

そこはすごいと思うが
全体に印象が薄いエピソード4だった。
スーツケースはまだ意識不明のまま。
新しい部下の白人のおばさんが
スッと溶け込んでいるのはすごいと思う。

ジェッシイの悲しみが
また深まる物語だ。

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警察署長ジェッシイ・ストーン 湖水に消える

湖水から上がった少女の死体。
ジェッシイは警官の勘で謎に迫る。


警察署長の第3作。
少女の腐乱死体の映像という
ショッキングな始まり。
しかも、少女は妊娠していた。
ジェッシイが動き始める。

さらにDV事件があり
2つの事件をジェッシイが解決していく。
今回は少女殺人の犯人探しというサスペンス。
いろいろと伏線に引っ張られ
ラストにどんでん返しが。

一方DV事件はラストに
部下のスーツケースが撃たれるというショッキングな展開。
安否がわからないまま、次回へ続くことになる。

この物語でジェッシイはモテる。
元妻に対する思いがあり
毎夜スコッチをあおるが
女性にモテる。
そこがちょっとと思うけどね。

部下がどうなるのか?
次回作を待とう。

警察署長ジェッシイ・ストーン 湖水に消える
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警察署長ジェッシイ・ストーン 暗夜を渉る

ジェッシイがパラダイスの
警察署長になった経緯を描く第一弾。
前警察署長が殺されるという
衝撃の展開で始まる。


お話的にはこれがエピソード1。
殺人科の刑事だったジェッシイが
妻との離婚で酒浸りに。
そのせいで前職を追われ
愛犬とともにアメリカを横断し
パラダイス署の署長の面接を受ける。
前夜飲み過ぎ、迎え酒をして
二日酔いで面接に向かうが、
なぜか署長に採用になる。
そして、言葉を交わした前署長が
なぜか殺される。
もうひとつの事件はDV事件。
この二つの事件が絡み合っていく。

署員と次第に関係を深めていく辺りが興味深い。
事件は署長採用の理由にも関係してくる。

最初のお話とは言え
ストーリーが冴えている。
そもそも採用されてことに
事件の秘密が隠されているのだから。

採用を行う行政委員会の一人である
弁護士の女性と仲良くなる。
この女性は、前作で殺されているという辺りも
心が痛くなる。

ダークで悲しみに満ちたシリーズの印象は
その始まりから準備されていた。

新任で署員からいぶかしげに思われたジェッシイが
その能力を示すことで、信頼を得ていく過程がおもしろい。
そして、橋を渡る海辺の家を借りる過程も描かれる。
こうして、この街に落ち着いたんだなと
いろいろ腑に落ちるエピソード1である。

そして、前署長殺しとDVという2つの事件は絡み合い
何とも言えない結末を迎える。

エピソード2(前作)以降を暗示するように。

警察署長ジェッシイ・ストーン 暗夜を渉る
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警察署長ジェッシイ・ストーン 陰に潜む

ダークな映像で描く
悩み多き警察署長の
ハードボイルドムービー。
第1作は無差別連続殺人。


ダークな映像は主人公である
警察署長ジェッシイ・ストーンの心象を表す。
妻の裏切りによる離婚。
そこから来る過度の飲酒で前職を追われたジェッシイは
小さな街の警察署長となる。
そこで長年の勘ってやつで事件を解決していく。

第一作目は無差別快楽殺人。
おだやかな街に似合わない恐怖が始まる。
そして、その魔の手はジェッシイの身近にも。

そして、もう一つの事件は少女のレイプ。
学内の犯人をこちらは部下の捜査で突き止める。

このシリーズは毎回そうだが
2つの事件が絡み合う構成だ。

そして。プライベート。
毎夜鳴る元妻からの電話。
断ち切れない未練。

しかし、刑事としての敏腕は衰えない。

海辺の橋を渡った自宅で
スコッチの瓶とグラスが印象的に出てくる。
この橋も、強いジェッシイと弱いジェッシイが切り替わる象徴。
すべては隠喩に満ちている。

だから、この映画の映像が悲しみにあふれているのは必然か。

原作はロバート・B・パーカー。
昔、探偵ものをよく読んだ。
だから、観始めたこのシリーズ。

悩みを抱える主人公は定番。
人生は悩みとともにあるものか。

そして、毎回ショックをもたらすストーリー展開。
推理ではなく、長年の勘で犯人を割り出し
罠にかける、そのやり口も腑に落ちる。

一番の魅力はやはり驚きのストーリー展開か。

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2015年10月期テレビドラマ

収穫は釣りバカ日誌。

いろいろ観始めたが途中挫折の多いクールだった。
テレビドラマがもうひとつおもしろくない。

●サイレーン(フジ火曜22時)
菜々緒の悪女のみで引っ張るにはちょっと限界がある。
さらに強力なボスキャラとか、巨悪が欲しかった。

●釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~(テレビ東京金曜20時)
一番期待しないで観たのに
一番引き込まれた。
良かった。おもしろかった。
濱田岳と西田敏行の掛け合いがとにかく◎。
みち子さんの広瀬アリスもキレカワ。
毎週観るのが楽しみだった。

●コウノドリ(TBS金曜22時)
最初は綾野剛の優しい話し方や雰囲気に
とっても違和感があったが
すぐにそれが良くなった。
脚本がいい。
役者もいい。
毎回泣かされた。
でも、ちょっと重いので
毎回楽しみというよりは
心して観るという感じだった。
観れば感動するんだけどね。

●サムライ先生(テレビ朝日金曜23時)
神木隆之介が好き。
で、観続けたドラマ。
錦戸は昔は好きだったけど
最近はちょっと演技が軽い感じ。

●掟上今日子の備忘録(日本テレビ土曜21時)
新垣結衣のコスプレはどうかなと思ったが
予想以上に可愛かった。
新垣と岡田の恋愛模様が良かった。
寝ると記憶がリセットされるという設定が
とっても切なくていい。

●下町ロケット(TBS日曜21時)
倍返しの続きみたいなドラマ。
おもしろかったけど
この辺のビジネスドラマは
どうも話が長いので
ストーリーを追うのに汲々としている感じがしちゃう。
もっと深みが欲しい。
そういう時代ではないんだろうけどね。

ほとりの朔子

二階堂ふみという現象を観る。

二階堂ふみという女優は不思議な存在だ。
映画という世界の中で驚くほど輝く。
演じるのは少しエキセントリックな非日常的な世界のヒロイン。
そこで輝く。

ところがこの映画は一転して等身大の少女のように見える。
二階堂はエキセントリックではない。
ただ、周辺が少しずつ変だ。
そのただ中で二階堂という現象を観る。

蛇足だが、テレビの二階堂は
まだポジションを得ていないように思える。
『WOMAN』と『問題の多いレストラン』しか観てないが
『WOMAN』では存在感はあったが
まだまだあんなもんじゃない。
『問題の多いレストラン』は
二階堂が他の女優に比べて
きらめいていなかった。
役の問題もあると思うが
テレビという日常で
二階堂はまだほとりにいる。

話を戻そう。
映画は大学受験に失敗した少女が
海辺の叔母の家でひと夏を過ごす物語。
こう書くと甘酸っぱいひと夏の思い出を想像してしまうが
そうではない。
翻訳をする叔母、その友人のラブホを経営する男
その親戚の同世代の少年
それらが少しずつ不思議な世界を描いていく。
ずれていく。そこで二階堂が一人で
いつもと違う夏に放り込まれたことが立ち上がってくる。
ずれ。周囲とのずれ。
それがほとりに立つ少女の内面の表層。
二階堂が川のほとりに立つシーンは美しい。

そして、夏の終わりは唐突にやってくる。
原発事故の影響なども提示され
さまざまな要素が少しずつ入り乱れる。
ほとりに立つ少女はここから旅立っていく。

ほとりの朔子
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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