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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2016年06月

世界一難しい恋(2016年4月期日本テレビ水曜日22時)

間違いなく今クールドラマで一番。
ラブコメの新しいスタイルを開拓。


嵐の大野君と
波留のラブコメ。

大野君はビジネスでは優秀だが
女性には弱いホテルチェーン社長。
波留はその会社の優秀な新入社員。

大野君の側近に秘書の小池栄子、
運転手の杉本哲太を配し
波留の所属する社長直属の企画室に
多彩なメンバー。
中でも小池栄子が良かった。

そして、もちろん、大野君の
不器用な恋がいい。
波留はけっこう強めのキャラクター。
この恋を成就を願って
毎週観てしまった。

ラブコメは誰もが観たいと思っている。
ただし。
凡作ではときめかない。
恋といっしょ。

このラブコメは
大野君のキャラクターが何より共感を呼び
ファンを集めたと思う。

2015年夏に放送された
フジテレビの『デート~恋とはどんなものかしら~』も
社会不適合男と才女のラブコメで楽しめたが
やっぱり、ラブコメは主人公たちのキャラクター設定が
すべてなのだ。

そこに惹かれれば、ドラマ全体が動いていく。
そこがダメだと落ちていく。

そして。
真剣なラブストーリーは
今という時代には難しいのかもしれない。
恋とはどこかこっけいなものなのかもしれない。
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重版出来(2016年4月期TBS火曜日22時)

職業スポコンドラマは大好き。
ホロリとさせられるところもあった。


コミック誌新人編集員の黒木華を中心に
編集部員や漫画家のさまざまなドラマを描いた連ドラ。
職業ドラマはスポコン要素も多くけっこう好き。
このドラマも楽しめた。
個人的に黒木華は大好きというわけではないが
このドラマの黒木は良かった。
さまざまな登場人物にスポットを当てて
毎回主役が変わる読み切り、連載型だったが
ラストに向けての盛り上がりがもう少し欲しかったかな。

プールサイドデイズ

少年のひと夏の物語は
切ないけど、ハッピー。
少年と真剣につきあう
プールオーナーの
おバカな優しさがいい。


母親の彼氏とのサマーバケーションに
無理やり連れてこられた
男の子。
居場所がない。いたくない。
隣の女の子との淡い恋。
そして、見つけたプールのバイトで
出会った人たちによって
彼は成長していく。
なかでも、オーナーの男性が
いい加減そうでいて
少年と真剣につきあう態度がいい。
おバカなノリながら
夏のプールサイドで
少年は成長していく。
ラストもサマーストーリーの定番ながら
別れが切なくていい。

プールサイドデイズ
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(500)日のサマー

片思いの(500)日。

サマーという女性を好きになった男性と
サマーとの片恋物語。
サマーの思わせぶりな態度に
どんどんハマっていく男性に共感。
片思いってこういうもんだよね。
ラストがジェットコースターのようで
切なくて、でもクスッとする救いがあってキュート。

(500)日のサマー
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ラブソング(フジテレビ2016年4月期月曜日21時)

肩すかしの連続。
本がダメ!


福山惨敗と言われている
月9ドラマ。

本がダメ。

吃音だけれど
歌の才能をもった女の子がヒロイン。
その娘に関わる元音楽家で心理療法士の福山。

この設定から
喉の手術で声なくなりそう。
最終回ではいなくなる。
変な展開ばかり追いかけて
肝心の一人ひとりの心が描けていない。
だから、感情移入ができない。

ドラマチックを追いかけるなら
もっともっとやらなくちゃ。

気持ちを追いかけるなら
もっともっと語らなきゃ。

どっちもない本が悪い。

福山はタダのチャラいお兄ちゃんだし。
ヒロインはそこまで魅力的に描かれていない。
歌で押すなら、もっと歌への思いを描けよ。

元音楽やってた人々が
みんな医療関係で
セレブっぽいのも嫌だね。

本、本、本。
フジテレビ、もう感性がダメ。
どの世代にもフィットしないね。

百円の恋

安藤サクラの覚醒。
百円で人生は変わる。


じわじわと気になっていた
安藤サクラ。
その代表作を観た。
安藤演じる主人公は
30を過ぎて実家の弁当屋に引きこもりの女性。
デブデブで格好も気にしない。
そんな彼女が出戻りの妹と喧嘩をきっかけに家を出る。
この冒頭からの安藤が凄い。
二重アゴで汚いジャージで
ブスだけど、何かその行動を見ちゃう。
その後、弱小コンビニで夜働き始める。
毎日帰りがけに見かけるボクシングジム。
そこの選手である新井浩文が気になっている。
そして……。
後半の大きな変貌。
テンポも含めて
観終わってみれば
全体のストーリーは既視感のあるもの。
そういうお話か、となるが。

しかし、この映画は主人公の30過ぎ女性の変貌劇ではあるが
観るべきは女優・安藤サクラの覚醒である。
だめだめデブデブのヒロインを観ちゃう。
変わっていく彼女を観ちゃう。
ストーリーではなく
安藤を楽しんでしまう。
新井もいい味出しているし。
そうした役者の魅力が詰まった1本だ。

ストーリーを想像させない『百円の恋』というタイトル。
ストーリーの流れとはもっと違うところに
この映画の本質はあると言っている。

百円の恋
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小さいおうち

戦前・戦中の悲喜こもごもが
赤い屋根の小さいおうちに詰まっている。


山形から女中として
赤い屋根の小さなおうちに奉公に来た黒木華。
美しい奥様の松たか子と過ごす日々を描いた作品である。

この映画の魅力は4つある。
1つ目は第二次世界大戦直前の
東京・山の手の中流家庭の暮らしぶりである。
戦争直前ではあるが
豊かでゆったりしたノスタルジックな日本がそこにある。

2つ目は松たか子の妖艶さである。
映画の中で「誰もが好きになってしまう」というセリフがあるが
その魅力が観る者を引きつける。
松たか子は太宰の妻を演じた「ヴイヨンの妻」と言い
映画では人を、主に男性を魅了する妖艶さがある。

3つ目は松と旦那の会社の社員である
吉岡秀隆との道ならぬ恋である。
不倫ではあるが、戦時中という状況も相まって
その恋は切ない。

4つ目はラストのどんでん返しである。
ずっと地味な存在であった黒木華が
死ぬまで秘めていた隠し事とは?
その真意を思うとき
この映画はより深みを帯びてくる。

一軒の赤い屋根の小さな洋館に託した
日本の戦前と戦中。
そこに声高には語られないが
静かな非戦の思いがある。

小さいおうち
小さいおうち Blu-ray


プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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