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本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2016年10月

私の男

閉塞感の中の男と女。

私たちはみな
自分の感情や状況に閉じ込められている。

近親相姦と殺人。
ピカレスクでもない。
登場人物の誰にも共感できない違和感。

二階堂ふみ主演のエロスかと思えば
かわされる。

執拗な北国の映像。

重たく立ち込める閉塞感。

カタルシスの排除。

重い物語に立ち会う監督は
神の視点に立つしかないのか。

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ルパン三世

ルパンの軽さを体現した映画。

ルパン三世の実写版。

ルパンの魅力って重いテーマを秘めていても
軽さで飄々と乗り切るところ。

実写ってどうよって思ってたけど、
WOWOWで観たら、
意外に楽しめた。

ストーリーが良かったのかな。

でも、後半は少しルパンのようで、ルパンでないのかも。
感動とスリリングを入れてきた。

日々ロック

台風ロックにやられた。

不覚にも感動した。
死がモチーフってズルいと思うけど。
嵐の中のロックシーンは名場面だ。
ロックってこういうことだよね。

野村周平はひ弱なロッカーを好演。
カメレオン俳優だね。

二階堂ふみがタカビーだからこそ、後半に効く。

いろいろ個性的な脇がいいよ。

バクマン。

漫画家は昇る太陽の夢を見る。

お仕事もの=ビジネススポコンものは大好き。
この映画は漫画家新人物語で楽しめた。

主人公は佐藤健と神木隆之介。
神木が好きで観たが、
敵役の染谷将太が抜群にいい。
「みんなエスパーだよ」の内気な少年で
目についたが
その後の躍進を見るまでもなく。
さすがの演技者。
この映画では、他の共演者を食っていた。
どんな役にも憑依する役者だ。

動きが少ないマンガのデスクワークが
メインとなるこの映画。
地味めになりがちなのを
漫画の原稿上で動くCGなどで
カバーしたのもなかなかの発想。
楽しめる一本だ。

悪童日記

衝撃的な映画。
戦時下、双子の悪童ぶりが
戦争を、死をえぐり出す。


第二次世界大戦下のハンガリー。
いいとこの子どもぽかった双子が
祖母の家に疎開してから始まる
悪童ぶりが淡々と凄い。
祖母の手厳しい扱い。
次第に交流していく祖母と孫。
タフになっていく悪童。
久方ぶりの母の変貌。
さらに久方ぶりの父の変貌。
肉親の死をも淡々と乗り越えていく怖さ。
そして、別れ。
原作の既読者からは描けていないとの批評もあるが。
この映画は映像として完結し
悪童ぶりによって
戦争と死をえぐり出していく。
親を越えるという永遠のテーマが
皮肉な形で表層化されている。
衝撃的な傑作。

主人公の双子の悪童が
縁起経験のない貧しい子だという点にも
監督の思いを感じる。

悪童日記
悪童日記
プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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