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ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > アーカイブ - 2017年06月

あなたのことはそれほど

不倫は悪を捨ててみた。

不倫をネットが罰する
ネット至上主義を超えて。

軽々と不倫し、
軽々と結婚を捨て去り、
軽々といい生活にサヨナラする。

最初は違和感があった
波瑠の軽さが
逆に不倫の本当を言い当てている。
愛は本気。
でも、ハッピーエンドは見つからない。

あなたのことはそれほど。
全員がそう思わせるラストだった。

東出の怪演がクローズアップされたが、
仲里依紗の怖さが光った。
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資本主義の極意

宇野弘蔵に習う。

本書の構造を言えば、
宇野弘蔵マルクス経済学に習って
資本主義を3段階に規定。
産業資本主義
帝国資本主義
金融資本主義
この段階を追うが、
日本など資本主義後進国は
途中段階から発展。
この3段階を国家の様相として捉えるとする。

戦争か、恐慌かの議論は
興味深くも恐ろしかった。
恐慌は資本主義の破綻ではなく、
必要なサイクルとした
岩井克人と通じる論理だ。
ともにマル経を根幹とするだけに
通底するのは当然か。

お金とのつきあい方。
お金をバカにせず。
お金にバカにされず。
そう読めた。
[ 2017/06/28 06:05 ] | TB(0) | CM(0)

ボク、運命の人です。

神には食傷気味。
平凡なラブコメ。


出だしは良かった。

ツンツン系の女性に木村文乃。
彼女を運命の人だと、
突然現れたチャラい神である
山下智久に説得され、
追い続ける亀梨和也。

しかしなあ、
うまくいきだすところから
何か観るテンションが下がった。
普通こういうラブコメって
うまくいって、ああ、良かったって
なるものなんだけど。

神の山Pもウザくなってくるし、
ツンツンからデレに変わった
木村もイマイチ。
好きな女優さんなんだけどなあ。

というわけで。
後半は普通以下のラブコメに
なっちゃったなあ。

リバース

湊かなえのイヤミスに
ヒューマンを加えたら、切れ味が……。


藤原竜也のさえない青年の演技が
ちょっと新鮮。
湊かなえ原作のミステリー。

雪山の別荘に集った大学ゼミ生たち。
その中の一人である小池徹平が
車の運転事故で死ぬ。
実は小池はお酒を飲んでいたが
遅れてきたゼミ生を迎えに
駅まで車を走らせた。

しかし、実は事故ではなく
事件である疑いが出てきた。

大学卒業後、10年の現在と
過去をリバースしながら、
物語は進む。
果たして、犯人は誰なのか?

喫茶店で偶然出会った
藤原竜也と
戸田恵梨香の恋愛の行方も気になりながら、
ラストの衝撃は
原作にはない
付け加えられた最終回によって
切れ味が落ちた。
イヤミスが薄められ、
ヒューマンテイストになった。
いや、なってしまった。
ミステリーを貫いて欲しかった。

CRISIS公安機動捜査隊特捜班

テレビドラマ全編をフリに使うなんて。

金城一紀の原案・脚本。
岡田准一の存在感を高め、
真木よう子のブレイクとなった
伝説のドラマ「SP」の興奮を期待したが、
テレビドラマ全編では叶わず。

アクションもSPを超えられず、
ドラマ性もどこかで見た
トラウマを抱えた
主人公たち。
キャラクターも立たず。
残念ながら、消化不良。

と思いきや。
チームが囮だった。
ラスト10分で
チーム全員が
ダークサイドに落ちる予感。
で、終わる。

多分、この後、映画があるんだろうな。
テレビ全編をフリに使うなんて。
フジはそんなことやってる場合じゃないでしょ。

SPもドラマから映画となったが
ドラマ自体が成立していた。
今回のCRISISは
テレビドラマは
ラスト10分までは凡庸。
それではね。

経営参謀

小説の形を取った
実践的経営論に期待したが……。


読んで小説として楽しみながら
しかも実践的な経営論を学べる。
そんな二度おいしい読み物を期待して読み始めた。

郊外型紳士服チェーンの立て直しに
成功を収めた主人公が
レディスアパレルチェーンに再就職を
したところから始まるストーリー。

出だしは快調で
経営のリアルに即した経営論を交えながら、
レディスアパレルのブランド立て直しが始まる。
販促のアイデアで集客に成功し
市場調査を行う許可を社長に得る。
経営コンサルタントに協力を得て
市場調査、課題抽出の過程は読んでいてリアルで楽しかった。
しかし、一気に成功に飛ぶ辺りから
少し薄くなってくる。
そこをリアルに知りたいのだが、残念。

後半は現経営陣の問題にフォーカスされてくる。
経営ドラマになってきて
実際はそこが問題なのかもしれないが
ちょっと違ってきた感じがした。

ラストも唐突。
後半はしょった感じ。
全体の詳細感が希薄なのが、
少し残念だった。
[ 2017/06/17 03:48 ] | TB(0) | CM(0)

愚行録

被害者夫婦の過去を暴き出す興奮。

デベロッパー勤務のエリートサラリーマンと
美人の奥さんと
2人の小さな子ども、
この家族が惨殺された。

ルポライターによるインタビュー形式での
関係者のモノローグトークで
物語は語られていく。
夫婦それぞれの大学時代のエピソードや
会社での夫の様子などから
2人の素顔が次々に明らかにされていく。
そのエピソードから次第に見えてくる人間関係に
露悪趣味で引き込まれていく。
被害者の私生活を覗き見る快感。
次第に大きくなる犯人は誰かという謎。

そして、合間合間に挟まれる
兄へ語りかける妹のモノローグトークも
謎を増幅する。

ラストの衝撃。
この小説全体が持つ構造の意味が
読者に襲いかかる。

愚行録。
被害者の人生のことか?
犯人の人生のことか?
そのすべてか?
[ 2017/06/09 06:52 ] | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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