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しゃべれどもしゃべれども

国分太一主演で映画にもなった作品。
タイトルがまず良い。
しゃべれどもしゃべれども
やるきともどかしさがないまぜになった気分。
読み終えてみると主人公たちの思いがこもっている。
主人公の今昔亭三つ葉は二ツ目の落語家。
ひょんなきっかけから話すのが苦手な
テニスコーチ、黒猫のような黒ずくめの女性、
関西弁の小学生、元プロ野球選手に
落語を教えることになる。
それぞれに問題を抱えた彼らたち。
もちろん、落語家としての三つ葉も
落語の道で、恋の道で悩んでいる。
こうした悩みがさまざまに交錯しながら
いくつかの印象的なエピソードをはさみながら
クライマックスの教え子の落語発表会へと続く。
佐藤多佳子さんは
陸上を題材とした『一瞬の風になれ』でも
そうだったが、入念な取材を前提に
ていねいに、リアルに
世界を描いていく。
話すこと、コミュニケーションをすること
その難しさ、難しさに立ち向かっていく感動。
佐藤さんの作品はいつもある壁を乗り越えようとする
人たちへの熱いまなざしにあふれている。
しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
(2000/05)
佐藤 多佳子

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[ 2009/11/14 05:51 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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