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スイッチを押すとき 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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スイッチを押すとき

1月22日分。
山田悠介。
若者に人気。
その理由が知りたくて読んでいるのかもしれない。
この人の本はいつもあり得ない設定。
この本では子供に自殺スイッチを持たせて
実験をするという話。
この人の話はいつも死が隣り合わせにある。
人物描写もあまりない。
そして、決定的な特徴は
喜怒哀楽の感情描写がほとんどない点だ。
無機的な感じがするのはそこにある。
ただ淡々と主人公たちは置かれた運命の中に生きる。
まるでゲームのように。
人生はゲームだと言わんばかりに。
いや、人生はゲームですらないのかもしれない。
大きな物語が死に絶え
データベースから無作為に生まれる小さな物語に
小説再生の思いを込めているように感じられる。
寺山修司の言葉を思い出す。
ヒーローのいない時代は不幸だが
ヒーローを求める時代はもっと不幸だ。
ヒーローのいない現代の不幸に耐えて
その中に新しい物語を構築していきたい。
山田悠介はそんな取り組みをしている作家のように思える。
スイッチを押すとき (角川文庫)スイッチを押すとき (角川文庫)
(2008/10/25)
山田 悠介

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[ 2010/01/25 09:36 ] | TB(0) | CM(0)
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ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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