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サクリファイス 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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サクリファイス

2月6日分。
近藤史恵ははじめて。
プロフィールを見ると
ずいぶん書いている。
大藪春彦賞受賞。
読み始めた。
すっと世界に入れた。
文章が簡潔でうまい。
ミステリ作家。
しかし、このお話は青春自転車小説
といっていいだろう。
主人公の白石は日本のロードレースチームの一員。
解説調でなく、自転車競技とは何かが
さりげなく書かれていく。
主人公とチームメイトが紹介されていく。
競技のシーンがドラマチックに描かれていく。
それらが無理なく、絶妙な構成で話されていく。
表題のサクリファイスは犠牲の意味。
ロードレースはチーム戦。
エースのために他のメンバーは犠牲になる。
エースがパンクすれば、タイヤを差し出す。
そこには当然濃密な人間関係がある。
白石はこうしたエースでない役割に満足している。
期待されるのが嫌ということか。
しかし、山が得意で意外なことから
徐々に期待されていく展開になる。
さらに昔好きだった彼女も出てきて
ちょっと恋愛モードも入ってくる。
主人公の白石をはじめ
エースの石尾など
それぞれの個性が立っている。
そして、ずっと読み応えがある
ロードレース小説できて
主人公の白石は成長していく。
それだけでも大満足なのに、
ベルギーのリエージュの海外大会で
事件さえ起こる。
しかも、その謎解きがまた
なかなかに驚嘆させられる。
大藪賞納得の◎。
サクリファイス (新潮文庫)サクリファイス (新潮文庫)
(2010/01/28)
近藤 史恵

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[ 2010/02/13 07:26 ] | TB(0) | CM(0)
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ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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