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ア・フュー・グッドメン

7月14日分。
以前に観た。再見。
法廷ムービー。
トム・クルーズ
ジャック・ニコルソン
デミ・ムーア
ケビン・ベーコン
大物俳優の個性のぶつかり合いが
見事な傑作だ。
法廷といっても
軍事法廷。
冒頭、米国海兵隊の
一糸乱れず銃を扱うパレードシーンが続く。
この美しさと規律が映画全体を象徴する。
キューバの米軍基地で
兵士による兵士の殺人事件が起こった。
どうやら海軍の暴力的制裁である
コードレッドが関係している。
事件は軍事法廷で裁かれることになる。
弁護士として選任されたのが
ボンボン丸出しの甘ちゃんトム・クルーズ。
お目付役として上官のデミ・ムーアがつく。
ケビン・ベーコンは検察官として
軍隊を守るという信念をゆるがせにしない。
キューバの米軍基地は売り出し中の総司令官
ジャック・ニコルソン演じるジェセップ大佐が
取り仕切っている。
ジャックの命令一下コードレッドの存在は隠される。
初めは示談でまとめようといい加減だったトムも
キューバ基地に赴きジャックとの初対決で
頭を押さえられる。
このときの迫力あるやりとり、
ジャックの圧倒的な圧迫感はさすがだ。
我は法なり、軍隊なりの自己主張。
そして、コテンパンにやられたトムは
人が変わったように本気で事件に取り組む。
何度か証拠や証人をつかみかけるが
ジャックが手を回したと想像される圧力で
きれいに証拠が消えていく。
雨の中、落ち込んで歩くトムの姿に
挫折が色濃く描かれている。
しかし、立ち直ったトムは
法廷でジャックとの最後の直接対決で
ジャックの誇りを刺激し
自らの口から
ジャックが命令したことを告げさせる
ことに成功する。
八方ふさがりでどうなるかと思わせての逆転劇。
そして、この映画をいっそう格調高くしているのは
被告の軍人の誇りある態度だ。
途中は自分は命令に従って
コードRを実行しただけだ。
示談になど応じたくないとプライドを見せていたが
ラストでこう語る。
「我々は、間違っていた。
軍人として自分は
自分を守れない弱い立場の者をこそ
守るべきであったのだ」
登場する人物がすべて自らの信念に従って法廷に臨む。
そこに単純な勧善懲悪はない。
義がぶつかりあい、その果てに
さらに大きな正義が提示されるこの物語は
まさに傑作の名にふさわしい。

ア・フュー・グッドメン [DVD]ア・フュー・グッドメン [DVD]
(2004/06/23)
トム・クルーズジャック・ニコルソン

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ミツ

Author:ミツ
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