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古道具 中野商店 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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古道具 中野商店

7月31日分。
東京近郊。
古道具屋さんを舞台にした
小さな物語。
バイトのヒトミちゃん。
店主の中野さん。
中野さんのお姉さんのマサヨさん。
同じくアルバイトのタケオ。
そして、一風変わったお客さんたち。
これら人間が織りなすドラマが繰り広げられる。
何より古道具屋の仕事に興味を惹かれる。
「古いもんこそ、清潔に。でも清潔すぎちゃダメ」
電話は「三回以上呼び出し音聞いてから出なさい」
などというコメントの数々。
新製品のサイクルに取り込まれた日常と
まったく違う感覚に興味を覚える。
そして、中野さんという店主の
楽天的で、いいかげんで、
そのくせモテる変なキャラクターに惹かれ
ヒトミちゃんとタケオの恋愛のようなそうでないような
進み具合にもやきもきする。
古道具屋に持ち込まれる商品を題材にしながら
小さなエピソードが重ねられ
そして、それぞれの人間模様が動いていく。
ラスト近くでは、お店は模様替えのために
一時閉店となり、ヒトミちゃんとタケオは
それぞれに店を後にする。
読む楽しみのあるふうわりとした始まりから
おもろうて、やがて哀しく
ちょっとじんわりくる物語だ。
自分と違う時の流れを体感できる
おもしろさがある。
これも青春。

古道具 中野商店 (新潮文庫)古道具 中野商店 (新潮文庫)
(2008/02)
川上 弘美

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[ 2010/12/06 12:01 ] | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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