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KAGEROU 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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KAGEROU

12月15日分。
マスコミの45万部初版の報道に負け
発売初日に買ってしまいました。
こうした行動を多くの読者にさせた今回の販促は
大成功ということでしょう。
内容についてはネット上で悪評さんたんたる有様ですが
そんなに悪くないと思われます。
インタビューで作者が「命」を語り
どうしてもそうしたヒューマンな印象で読んでしまうと
批判めいた結論になるのでしょうが。
文章は確かにそんなにうまくはありません。
しかし、構成は破たんがなくできており
そこを評価した受賞だと思うのです。
もう少ししゃれたエピソードが盛り込めて
もう少し文章が軽妙洒脱であれば
なお良かったですけれどね。
廃墟と化したデパート屋上の遊園地。
そこで自殺しようとしているヤスオの前に現れた
黒づくめのキョウヤ。
彼はある団体の使者だった。
この遊園地のシーンは
ちょっと若書きですね。
なかなか気持ちが入っていかなかった。
稚拙さは感じました。
そしてどこかで読んだ既読感もありました。
伊坂 幸太郎だったらもっとしゃれて書くんだろうなという印象。
チャプター2以降はテンポが出てきて
物語が動いていく感じがありました。
全体のストーリーテリングは山田悠介ならもっと徹底したかなという感想。
ラスト付近で作者のいう「命」についてヤスオが思いを語る部分がありますが
ここがもうちょっとがんばれていれば、
もっと感動的な物語になったと思うんですけどね。
タイトルの「KAGEROU」もちょっと内容と合わない気がします。
明快な読みやすさは今という時代に合っているかな。
脚本的な印象もありました。
次回作に期待しましょう。

KAGEROUKAGEROU
(2010/12/15)
齋藤智裕

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[ 2010/12/16 14:00 ] | TB(0) | CM(0)
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ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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