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獄窓記 本と映画とDVDはこれを見よ!

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獄窓記

8月9日分。
刑務所に入った議員はどんなことを考えていたのか?
元衆議院議員・山本譲司さんの『獄窓記』を読みました!
新聞広告の柳葉敏郎氏のコメント
「こんなにも涙した本はない!」に惹かれて買った本。
私は広告屋ですが、
広告屋は乗せられてしまう体質なんですね。
乗せる人だから、乗りやすい感じ。
あとは究極の興味本位。
国会議員という偉い先生が、
刑務所に入るとどんな扱いを受けるのか。
どんなことを考えたのか。
そして、なぜ、この本を書いたのか?
自分の立場をよくしよう? お金儲け?
いろいろ邪推しながら読みました。
山本譲司さんは、秘書給与詐取事件で
実刑判決を受けて刑務所に入ったのです。
その辺の経緯から新米受刑者としての日常、
障害を抱えた同囚たちの世話をするようになったこと、
出所までの日々が、本当にていねいに、こと細かに書かれています。
記憶力がいいなあと思います。
看守たちの扱いは意外と紳士的なんですね。
映画で見るような看守と受刑者の葛藤もなくはないにせよ、
山本さんが描きたかったのはそこではなく、
刑務所という施設のあり方や、そこで学んだこと、
自らの「人生の学校」としての刑務所の姿を
ありのままに描きたかったのですね。
自分の刑務所での経験を書くことは
葛藤があったと巻末で書いています。
プライドの高い人ほどそうでしょう。
でも、この一冊は、ちょっとかっこいい部分はあるにせよ、
自らのその時々の気持ちや日常を
ありのままに描いている点でとても好感が持てます。
そして、刑務所内で出所を間近に控えて
亡くなってしまう受刑者の話には、涙が出てきました。
作ったドラマではなく、本当の人間ドラマが描かれています。

獄窓記獄窓記
(2003/12)
山本 譲司

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[ 2010/12/16 16:31 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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