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赤い文化住宅の初子 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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赤い文化住宅の初子

8月15日分。
この映画はいい。
なぜだろう?
主人公の初子はぼろぼろの文化住宅
(関東でいうアパートですね)に住む高校生。
父は蒸発、母は事故死
兄はヤンキーで仕事を辞めるは
大学進学もままならない。
けれど、陰惨ではない。
切ないが、その背後に優しさが見え隠れする。
それはこの映画全体が『赤毛のアン』へのオマージュであり
アンのように初子も妄想にあふれ
その妄想が初子を、そしてアンを
世界中で不幸な人々を自ら救うからだ。
監督は赤貧を描いてはいるが
不幸を描いてはいない。
そして、初子に心を寄せる
まっとうな高校生男子の存在も
救いとなっている。
全体のゆるいテンポもいい。
そして、ラストで赤い文化住宅は
戻ってきた父とともに燃え落ちてしまう。
それは新しい旅立ちのための
通過儀礼にも似て。
ビスケット工場で働く初子。
お土産でもらってきてはビスケットをガリリとかじる。
高校生男子との別れのシーンでも二人でかじる。
かすかな幸せの味。
明日はきっといいことがある。
と思ってしまう映画。

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(2008/01/25)
佐野和真、東亜優 他

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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