FC2ブログ

果つる底なき 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ホーム > > 果つる底なき

果つる底なき

ミステリーは人間への信頼。
読み終えてそう感じさせられた。
私をはじめ、多くの人がミステリーを楽しむ。
爽快感やスリルを疑似体験する。
読むに足るいろいろな理由があるだろう。
しかし、読後、人間への愛情が残ってほしい。
この物語はそうだ。
だから、読み終えた後に感動までも立ち上ってくる。

銀行の内側を舞台とした希少なミステリー。
主人公は都市銀行支店の融資担当・伊木。
出だしから銀行員の印象を裏切る軽さがある。
そして、最後に挨拶をした同僚が不可解な死を遂げる。
物語の幕開けだ。
伊木は、死に疑問を抱き調べ始める。
そして、伊木の過去も明らかにされる。
本店勤務時代に不正を暴き、支店へ飛ばされたのだ。
そして、次第に明らかになってくる銀行の闇。
伊木にも迫る敵の手。
後半、長野での証拠調べの最中にはカーチェイスも織り交ぜられ
サスペンス、アクションが入りまじった凄まじい展開に突入する。
そして。ラスト。
死んだ同僚の坂本の人格、
優しさが明らかになり涙を誘う。

伊木も、失った自分を再び取り戻す。
人間への愛が、信頼がそこにはある。

果つる底なき (講談社文庫)果つる底なき (講談社文庫)
(2001/06/15)
池井戸 潤

商品詳細を見る
スポンサーサイト
[ 2011/01/19 11:29 ] | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

リンク/画像について

リンク/画像に問題がある場合は
トラバかコメントで書き込みください。
削除いたします。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム