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インシテミル 7日間のデス・ゲーム

私はゲームのチップに過ぎない。

どうしようもない日常。社会からこぼれた人間たち。
そして、起死回生の生死を賭けたゲーム。
ここ数年来こうした映画をよく目にする。

大きな物語を期待すべくもない現代。
それでも物語を追い求めようとすれば
それはゲームになる。
閉じられた密室空間に集められた男女たち。
7日間生き延びれば大金が手に入る。
生死を賭けたゲームが始まる。

●ゲームとしての殺人
それで行われるのは疑心暗鬼から始まる
ゲームとしての殺人。
その有様をどこかで観ている人がいるという構造は
どこかで見た既視感のあるしくみ。
主人公がダメダメで決断による跳躍を行い
次第に変わっていくのもどこかで観た流れ。
この映画が新しいのはゲームとしての殺人を描きながら
そこに推理の要素を入れてきたことだろう。
犯人は誰なのか?
そこから緊迫感が高まっていく。

●ゲームとしての推理
その推理はゲームとしての推理だ。
探偵小説のような重みはなく
むしろ映画全体をサスペンスフルにするために
使われていく。
登場人物がすべてうさんくさく見えてくるのは
見事な効果だ。

●ゲームとしての人生
最後に主人公が勝ち残り
大金を手にする。
しかし、ラストシーンで
その大金を捨て去る。
この辺りも紋切型だが
ゲームとしての人生を
否定するシーンではある。

大きな物語を描けず
映画はこうしたサバイバルな環境下に置かれた
ダメな人々の戦いを描く。
それはまさに現代を象徴することかもしれない。



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(2011/02/23)
藤原竜也、綾瀬はるか 他

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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