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草にすわる 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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草にすわる

人はいくつになっても目覚める。

白石一文の初期作品集である。
3篇の短編小説がまとめられている。
なかでも表題作である『草にすわる』が印象深い。
一種の心中物であるが、二人の悲恋ではない。
生きるのに飽いた二人が睡眠薬自殺を図る。
ここからネタバレになるが、二人は助かる。
ラストの数ページに作者の思いが
あふれる。
表題は八木重吉の詩からとられている。
「わたしのまちがいだった
わたしの まちがいだった
こうして 草にすわれば それがわかる」
ラストの助かった経緯のどんでん返しは、
生きる意味を読む人につきつけてくる。
ほかに老齢の純文学作家の覚醒、
経済記者のスクープストーリーと
多彩な味わいをもつ短編集だ。

草にすわる (光文社文庫)草にすわる (光文社文庫)
(2006/06/13)
白石 一文

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[ 2012/03/18 08:27 ] | TB(0) | CM(0)
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ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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