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ヴェネツィアの宿 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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ヴェネツィアの宿

硬質な文章から情緒が立ち昇る。

「意志」を文体にすると
こうなるだううという
硬質さで綴られるエッセイだ。
ヨーロッパのホテルの一室から
父の思い出へと回想は広がり、
感情を抑制した文章から、
ときおり立ち昇る思いは
読む者の気持ちを瞬時にかきたたせる。

そして奔放に
ヨーロッパと日本を、
時を行き交うエッセイに見えた物語は、
解説で関川氏が書くように最後の一章で、
融和と和解の物語へと昇華する。

父との葛藤と融和。
それは大きな余韻を
読み手の中に響かせて消えていく。


ヴェネツィアの宿 (文春文庫)ヴェネツィアの宿 (文春文庫)
(1998/08)
須賀 敦子

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[ 2012/05/09 10:42 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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