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プリンセス トヨトミ 本と映画とDVDはこれを見よ!

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プリンセス トヨトミ

大切なことはなぜ隠されているのか。

僕たちはあくせくと日常を生きる。
今日を思い煩う。
明日に希望を見たり、不安を感じたりする。
そうして、毎日が積み重なっていく。
そんな日常。
小さな日々。

だからこそ。
隠されたものが大切なのだ。
大切なものは隠れているのだ。

堤真一、綾瀬はるか、岡田将生という
会計検査院の3人が
東京から大阪に出張に来る。
大阪市の会計検査の過程で
謎と対面する物語だ。

そこには豊臣家滅亡以来脈々と続く
大阪国という隠された存在があった。

そして、もうひとつ。
それぞれに隠された父と子の物語があった。

日々。
それは移ろいやすい。
そして。
大切なものは隠されている。
いや、隠されているから
大切なものになる。

国はそもそも人類が生んだ
最大の共同幻想だ。
僕たちは日本国という存在を
露ほども疑っていないが
それは人々の共同の幻想の上にある。
だからこそ、血筋や建国由来が大事になる。

そして。
父と子という血縁も
もうひとつの幻想だ。
母と子というリアルに対して
父と子は社会秩序の中での幻想だ。
だからこそ、その絆を確認するとき
人は遠い思いに駆られる。

この映画では
綾瀬はるかがコメディエンヌとして
天性のボケキャラを申し分なく発揮している。
彼女だけが当事者ではないという事実が
また興味深い。

個人的にはお好み焼屋の店主にして
大阪国総理大臣の中井貴一の存在感と
味わいに惹かれる。

これはSFとして破たんがあるとか
物語がけったいだとか
異論がいろいろある映画だ。

しかし、そうした点を超えて
それぞれのキャラクターが
生き生きと躍動し
そして僕に
大切なことを気づかせてくれた映画だ。

なぜ大阪国は隠されているの?
隠されているからこそ、意味があることがある。
秘すれば、花。

僕たちの心に日本という国はあるか。
信じ守る大切さはあるか。
観終わって、自らに問いかけた。


プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディションプリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション
(2011/11/16)
堤真一、綾瀬はるか 他

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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