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ゴーン・ベイビー・ゴーン

新しいハードボイルドが生まれた。

ハードボイルドの本質は
主人公が自らの信念を貫くこと。

結果がどんなにきついことになろうと貫き通す。
この映画の主人公は
若くて新しいハードボイルド像だ。

アメリカ・ボストン。
主人公は探偵パトリック
ヒロインは恋人兼パートナーのアンジー。
二人は子どもの失踪事件の捜査を依頼される。
警察と協力しながら二人は失踪を追う。

この映画がまず素晴らしいのは
二人が事件に関連した人の死に
しっかりと苦しむところだ。
死をものともしないスーパーヒーローではなく
悩み、傷つきながらも
自分の信念を貫き通していく。
そんな若き主人公に共感していく。

この物語はいのちの物語だと言える。
子どものいのち、大人のいのち。
失われたいのちの重さを
登場人物たちは必死で受け止めていく。

後半露わになっていくのが
正しさとは何かという問題だ。
ネタばれになるので書けないが
二転三転事件の真相が明らかになっていく中で
この正義についていくつかの考え方が
提示されていく。

最後パトリックは自らの信念に従って決断をする。
恋人のアンジーを失うことになっても。

そうした意味で
この映画は登場人物たちの
喪失の物語とも言える。
失うことなくして、信念は貫けないのか。

正しさとは何か。
映画を観終わった後
私たち自身にも問いかけられてくる。

サスペンスとして
ハードボイルドとして
社会派ドラマとして
心に迫る佳作だ。


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(2008/09/17)
ケイシー・アフレック、ミシェル・モナハン 他

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Author:ミツ
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フリーランスコピーライター。
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