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あるスキャンダルの覚え書き

ねえ、お友だちになろうよと
女性は言いました。


いいよ、ともう一人の女性は言いました。
そこから始まる心理ホラー。
怖いというより、切なさを感じた。

ヒロインは新任女性教師。
ケイト・ブランシェット演じる彼女は
荒れている高校で目立つ存在。

彼女に近づくのが
年配の女性教師。
演じるはジュディ・デンチ。

ケイトが男子生徒と
ただならぬ関係になったことを知った
ジュディはそのことをネタに
ケイトに近づく。

そして。
この関係を誰にもしゃべらないと
友だちになろうとする。

ねえ、友だちになろうよ。
そこから始まる物語。

ケイトは結婚していて
子どももいる。
男子生徒からも好かれる。
たくさんのものをもっている存在。

一方、ジュディはオールドミス。
独身。
もっていない存在。

彼女にはケイトしかない。
一方的に好きになり、一方的に傷つき恨む。

ストーカー的な話題だが
怖さよりも、寂しさを、悲しさを感じた。

一人で老いていく女性。
友だち以上の関係を求める彼女。
そのことが孤独を際立たせていく。

これは孤独から逃げ出したい女性の物語であり
もう一方は家族をもち、それに倦んでいる女性の物語でもある。

ラスト付近。
ケイトと男子生徒との関係をジュディが広め
ケイトは追い込まれていく。
これはジュディの取った最後の手段。
果たしてケイトはジュディのもとへ向かうのか。
家族は壊れてしまうのか。

人はみんな誰もが孤独を抱え込んでいる。
それを愛するのか。逃げ出そうとするのか。

人は誰もが今ある人間関係に飽き飽きしている。
それを愛するのか。逃げ出そうとするのか。

孤独は愛と似ているけれど、愛ではない。
愛は牢獄に似ているけれど、その鍵は自身がもっている。


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