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ジェネラル・ルージュの凱旋

病院の冒険活劇。

海堂尊の小説、田口・白鳥シリーズの中でも
アクティブな展開が印象的な
『ジェネラル・ルージュの凱旋』の映画化。

〇正義はヒールの顔。

舞台は救命救急センター。
一刻を争うこの場所で
ジェネラルとして君臨するのが
堺雅人演じるセンター長。
今回の映画は堺がほぼ主役と言っていい。
堺が汚職に手を染めているという告発文が
竹内結子演じる田口医師に送られる。
冒頭から傍若無人でしかも汚職疑惑。
ヒールの存在感たっぷりに
堺が登場する。
その演技は水を得た魚。
観ているこちらまでワクワクしてくる。
こういう癖のある役をやらせると
堺はほんとうに生き生きとしている。
そして、正義が終始ヒールの顔で登場するのがいい。

〇支える女は強い。

救命救急センターの看護師長は羽田美智子。
堺の動の演技に対して、
こちらは徹底して静のたたずまい。
冒頭はちょっと印象が薄い気もするが
次第に頭角を現してくる。
凛として堺をサポートする姿がいい。
支える女は強い。
クールビューティはここに極まる。
ちょっと言い過ぎかな。

〇ボケ味も新鮮。

竹内結子の田口医師と
厚生労働省の役人・白鳥圭輔(阿部 寛)の凸凹コンビは
今回、完全に脇に回っているが、
そんな中でも竹内のボケ味がいい。
原作はさえない男性キャラ。
それが女性になり、
しかも竹内があまり演じていないボケキャラだが、
次第にツボにはまってくる。
竹内は笑顔が本当に魅力的な女優だが
ボケ味も新鮮で可愛らしい。
そして、そのボケの中で
真実を見抜いていく。
最後に堺を追いつめる辺りは
この映画の真骨頂だ。

ラスト間近。
病院に多くの患者が運び込まれ
すべての医師や看護婦が
懸命に働くシーンには
心が動かされた。

ストーリーの高い完成度と相まって、
それぞれの役者の魅力を
味わえる病院活劇に仕上がっている。


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(2009/09/09)
竹内結子、阿部寛 他

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Author:ミツ
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