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アバター 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

アバター

さまざまな隠喩が交錯する
SFストーリー。


〇先住民と侵略者の葛藤。

アバター。
本格的3D映画の先駆として知られるこの映画は
さまざまな隠喩やシンボルが交錯する
現代への鎮魂歌だ。

人類と星に暮らす異星人の関係は
人類史上さまざまな地域で行われてきた
先住民と侵略者のカリカチュアであることは
誰もが感じる。
人類はこれまで文明化の旗印を掲げて
あらゆる地域で先住民を侵略してきた
歴史を重ねてきた。
北アメリカ、オーストラリア、中国、北海道など
その侵略の歴史は人類の歴史と呼応する。
こうした侵略の隠喩として
アバターの物語の基本構造は成り立つ。
人類が一見未開に見える異星人を侵略する。
そこにさまざまなギミックや隠喩が重なり
アバターは現代社会への鎮魂歌を奏で出す。


〇アバター、ナヴィ、3D自然主義。

主人公はアバターという
疑似的な体を
遠隔操作して
異星人と交流する。

このアバターは分身であり
もう一人の自分であり
仮の姿であり
真実の自分かもしれない。
パラレルワールドも想起させる。
意味深いシンボルだ。

さらに異星はパンドラと呼ばれる。
パンドラの箱を明らかに表わす。
しかも新たなパンドラの箱だ。

さらに異星人部族名はナヴィ。
彼らは人類をどこに導くのか。
新たなナビゲーションを感じる。

そして3D。
この異星空間は
3Dという虚構で描かれる。
あるかなしかの未来。
あるかなしかの黙示録。
3Dであることの本質的な意味は
仮想と現実を行き交うこの物語を
多重構造で虚構化することだ。

さらにナヴィの暮らす文明は
自然主義である。
自然との共生や調和が重んじられる。
これが3Dで描かれるとき
私たちはそれを未来への指針と見るのか
過去への後悔と感じるのか。

多層的に隠喩とシンボルが交錯する
アバターは私たちに新たな映像の抒情で
訴えかけてくる。


〇圧倒的な戦いのストーリー。

物語は後半
アバター+ナヴィ対人類の
壮大な圧倒的な戦いへと突入していく。

人類の歴史は戦いの歴史。
そんなさらに大きな隠喩とシンボルが
エンターティメントを通じて心に訴えてくる。

戦いの果てに得たものは。
そして、人類はどこへ行くのか。

アバター第二章で
キャメロン監督は
どんな鎮魂歌を謳うのだろう。

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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