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切羽へ

喪失することが人生。

北の島。
養護教諭のセイは画家の夫をもつ。
新任教諭の石和にお互いに魅かれていく。
その先が切羽。トンネルを掘っていく一番先。
切羽へ。切羽へ。
そして、その切羽で石和は去る。
セイは夫の子を身ごもっていた。

欲しくて欲しくてたまらないけれど。
手には入らない。手には入れない。
そして喪っていく。
喪失こそが人生。
島という舞台が
その喪失感を象徴する。

この一節が印象的だ。

「彼らはすでに、石和を忘れる準備をはじめているようだった。
 それは島の子供たち、あるいは島の人間が、
 身のうちにこっそりと培っている方法なのかもしれない」


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(2010/10/28)
井上 荒野

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[ 2014/01/22 15:14 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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