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共喰い 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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共喰い

濃密な空間だから、
共喰いが生まれる。


潮の匂いのする川辺の街。
狭い圧縮されたような場所に共生する人々。
父と息子、別れた母、新しい父の女、そして別の女。息子の彼女。

だから、軋轢が生じ、感情が交錯し、
父の性癖を受け継いだと息子は驚愕し、
現実がぶつかり合う。

共喰い。
その題名はある圧迫感を想起させる。

匂い立つような川辺の舞台に
個性あふれる人々が登場する。

ラストの台風シーンは、
唐十郎の舞台を見るようだ。

圧巻。

物語性に富んだ芥川賞作品だ。


共喰い (集英社文庫)共喰い (集英社文庫)
(2013/01/18)
田中 慎弥

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[ 2014/04/23 17:01 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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