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BSジャパンドラマ『文豪の食彩』

食から見た文豪たちの生き様。
太宰、荷風、
芥川、谷崎の人間味を知る。


コミック原作のドラマ化。
主人公の新聞記者による取材の形を通して
食の好みから文豪の人間性に迫る物語。

主人公の川中記者役に勝村政信、
黒田デスク役に温水洋一。
二人の掛け合いが漫才のようでもある。
実在の店が登場するのはうれしい。

取り上げる作家は
太宰、永井荷風、芥川、谷崎。
書き残された書物から
食の好みを調べるだけではなく
その裏に隠された人間性に肉薄する様が
ミステリーのようでもある。

津島修治(太宰の本名)は実は鰻好きで
飲むと明るくなる性格だった。
しかし、自ら作り上げた太宰という
寡黙で陰鬱で食が細そうな作家の姿に飲み込まれ
自殺に至ったのではないか。

永井荷風が最期まであぶらっこいものを食べた理由は
老いを見せたくなかったからではないか。

芥川は幼少時に食べた船橋屋のくずもちに良き時代を感じていた。

谷崎は東京の味に故郷や父への思いをオーバーラップさせていた。

これらの推論に至るまで
現存する場所や店を訪ね
書を読み解き、少しずつ実像が見えてくる。
文豪たちが抱えた悲しみや辛さが垣間見え、
人間としての像が描き出されるシーンは
心に響いてきた。

原作はこちら。↓

文豪の食彩 (ニチブンコミックス)文豪の食彩 (ニチブンコミックス)
(2013/05/18)
壬生 篤

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Author:ミツ
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