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大統領の料理人 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

大統領の料理人

佳作と呼ぶにふさわしい作品。
フランス・ミッテラン大統領が愛した
シェフの物語。


タイトルだけで観てしまったので
シェフが女性とは思わなかった。
自らの男性社会を前提とした先入観を反省。
しかし、家庭料理を作るのは圧倒的に女性が多いのに
職業シェフはなぜ男性が多いのだろう。
寿司屋の板さんで女性なんてまず見ない。
もっと女性シェフがたくさん出てくるような
日本になったらいいのにと
自らの無意識の怖さも含めて考えさせられた。

さて。
物語はフランスの片田舎で暮らす女性シェフが
大統領のエリゼ宮に呼ばれ
昼食のプライベートシェフに抜擢される。
エリゼ宮の厨房は多くのシェフが動き回る男性社会。
別にある小さなキッチンで助手一人と責任者の3人で
大統領の昼食を作る。
素材を大切にしたフランスの家庭料理を提供することで
大統領の舌と心をつかんでいく。
しかし。
次第に圧力をかけられていくヒロイン。

出だしで彼女が創る料理がいい。
いわゆるフレンチではなく
フランスの郷土料理といった趣。
煮込み料理だったり、パイだったり、パテだったり。
素材が最大限に生かされた野趣あふれる印象。
これで大統領の舌をつかんでいく。

彼女が追い詰められていくラスト付近。
キッチンを訪れた大統領にふるまう
トリュフのトーストがいい。
一言だけ残して去る大統領の姿が
すべてを物語っていた。

彼女はその後、南極探検隊のキッチンにいた。
たくましく、おいしいものを作り続け
求め続ける女性の姿に
微笑んでしまった。

建前だらけだよね、男社会。
そんなささやき声が聞こえてきそうな佳作。

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(2014/04/16)
カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン 他

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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