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共喰い 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

共喰い

原作は迫力。
映画は客観。


読んでから観た。
原作のラスト辺りの迫力は
文芸作品でありながら
人の業や愛憎の果ての殺戮など
日本文学の確かな系譜にあることを感じた。

そして。
映画を観終わった直後は
物足りなさを感じた。
その理由は映像の方こそ
バイオレンスだったり、迫力だったりを
描けるはずだという思いから。

少し経って感じた。
映像は迫力を追わなかった。
ラストのクライマックス場面も
敢えて遠景で撮っていた。
いうならば、原作が主観の美であるならば
映像は客観の美。

原作では想像するしかなかった
河口付近の街が
映像として眼前に広がってきたのは
映画ならではの魅力ではあった。

あとは唐突なセックスシーン。
そこにもなぜか突き放すような視点を感じた。

主役は最近心境著しい菅田将暉。
彼の佇まいには同化できた。

日本という国の
土着というあり方。
血というテーマ。
それを突き放して描いたから
映画は文学とは異なる道を行った。

共喰い [DVD]共喰い [DVD]
(2014/03/05)
菅田将暉、木下美咲 他

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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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