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しろいろの街の、その骨の体温の

久々に読み続けたくなった本。
中学生である主人公の少女に惹かれた。


小学生の谷沢結佳は目立たない地味な娘。
クラス内の女子の微妙な関係をやり過ごし、
自分だけが孤高であると思い、バランスを保つ。
ニュータウンの白さに閉塞感を感じる。
そして、習字教室で出会った同級生の伊吹を
「おもちゃ」にしたいと願い、行動する。
序章としての小学校時代。
舞台は変わり、中学生へと移る。
クラス内の格差の中にあって、
結佳は伊吹への思いを高めていく。

この小説をスクールカーストとかいう言葉で
分類してほしくない。
レッテルを張り、分類する。
それでわかった気になる。
そんなことではない何かがこの本にはある。

閉塞感。
いつの時代も10代は閉塞感の中にいるが
その閉塞感が今はもっと切実な状況にあると思う。
その中でもがく結佳という主人公に魅力を感じた。
決して人気者ではない。
容姿も優れていない(と自分で思っている)、
そんな結佳の少しSで、実は他を見下す内面は
それでバランスを保っているのだと思う。
伊吹との関係を心の中で応援しながら読んだ。
結佳から積極的な行動をとるのが新鮮だった。
今という状況の中で生きる少女のリアルが
読む者を、そして伊吹を突き動かしていく。

しろいろの街の、その骨の体温の
しろいろの街の、その骨の体温の
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[ 2016/04/19 09:19 ] | TB(0) | CM(0)
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Author:ミツ
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