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ヒミズ 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

ヒミズ

園子温監督の震災への鎮魂歌。
暴力的な、暴力的な愛。
最後は希望が描かれる。


冒頭、震災の瓦礫の中を歩く
登場人物たち。
それは心象表現でもあり
鎮魂でもあり、
復活への意志でもある。

川沿いのボート屋。
そこで暮らす高校生に染谷将太。
彼を気にする同級生に二階堂ふみ。
そこは底だ。
震災被害者もそばに暮らし
出ていった父は突如戻り暴力をふるい
借金をしていたため、借金取りも脅しに来る。
母は出ていく。
一人きりの染谷。
彼を助けようと二階堂もお節介なまでに関わる。
いっしょに住む震災被害者も助けようとする。
底だからこそ、園の暴力的世界が蔓延し
事件は起きる。
死に場所を探して、放浪する染谷。
そして、最後にはかすかな希望を見せて物語は幕切れる。
続いていくんだ、という終わり方。
園子温は彼のスタイルで
鎮魂と希望を描いた。

余談であるが。
二階堂は本当の気持ちを込めた台詞を語るとき
あえて棒読みとなる。
感情をこめないように努めている、ように思える。
そのことで、甘く見える二階堂を拒否している。
二階堂の演じる恋愛は
だからか、いつも孤立している。
他を拒否する存在感。
求める気持ちを隠そうとするメンタリティ。

ヒミズ
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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