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小さいおうち 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

小さいおうち

戦前・戦中の悲喜こもごもが
赤い屋根の小さいおうちに詰まっている。


山形から女中として
赤い屋根の小さなおうちに奉公に来た黒木華。
美しい奥様の松たか子と過ごす日々を描いた作品である。

この映画の魅力は4つある。
1つ目は第二次世界大戦直前の
東京・山の手の中流家庭の暮らしぶりである。
戦争直前ではあるが
豊かでゆったりしたノスタルジックな日本がそこにある。

2つ目は松たか子の妖艶さである。
映画の中で「誰もが好きになってしまう」というセリフがあるが
その魅力が観る者を引きつける。
松たか子は太宰の妻を演じた「ヴイヨンの妻」と言い
映画では人を、主に男性を魅了する妖艶さがある。

3つ目は松と旦那の会社の社員である
吉岡秀隆との道ならぬ恋である。
不倫ではあるが、戦時中という状況も相まって
その恋は切ない。

4つ目はラストのどんでん返しである。
ずっと地味な存在であった黒木華が
死ぬまで秘めていた隠し事とは?
その真意を思うとき
この映画はより深みを帯びてくる。

一軒の赤い屋根の小さな洋館に託した
日本の戦前と戦中。
そこに声高には語られないが
静かな非戦の思いがある。

小さいおうち
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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