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映画『屍者の帝国』 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

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映画『屍者の帝国』

人は死ぬと21gを失う。
その21gを込めた
伊藤計劃のダイイングメッセージ。


伊藤計劃遺作のアニメムービー。

伊藤計劃は極限まで
浮ついた情緒や感情を捨て去る。
だからこそ、そこに描かれるものは
乾いた情感を漂わせる。

大作の原作を整理し
人物にフォーカスした本作は
かなり分かりやすくなっている。

そして、世界を巡り
各地で繰り広げられる戦闘シーンは
感情の吐露であることが
アニメ化で明らかになった。

ワトソンのフライデーへの思い。
ハダリーの感情への希求。
死へのはざまでテーマは突きつけられる。
生きるとは何か?
死とは何か?
思いとは何か?
死の刹那で人はどうなるのか?
死が人に何をもたらすのか?

屍者を生き返らせる技術という
ナイフを生に突きつけ、
生の意味を、思いの意味を問う。

このアニメのこぼれる謎は
人の生の過剰だ。

そして。
ワトソンのフライデーへの思いは
共同執筆者である
円城塔の
伊藤計劃への思いと重なって
胸が熱くなる。
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
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