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シン・ゴジラ✓ 本と映画とDVDはこれを見よ!

ほぼ1日1作品をめざしてレビュー!

シン・ゴジラ✓

東日本大地震への
鎮魂歌として生まれた。


元来、ゴジラは核実験への批評として誕生した。
時を経て、怪獣ものになり下がり、
本来の批評精神やアンチテーゼとしての意味は
薄れかかっていたが、
シン・ゴジラが新たな地平を拓いた。

ここでは、ゴジラに象徴される大災害に
対したときの官僚主義が
シニカルにコミカルに描かれる。
官僚主義をテーマにした物語といえば、
踊る大捜査線が印象的だが、
シン・ゴジラは、ゴジラのパワーで圧倒的に超えていく。

各所の調整に右往左往し、
前へ進まない日本政府だが、
その主要構造がゴジラによって
完膚なきまでに破壊されたとき、
主人公の長谷川博己を中心として
新たな姿が浮かび上がってくる。

そこで繰り出される作戦は、
確信犯的にエバそっくりであり、
ここにエバファンの喝采が想像される。

かくして、ゴジラは凍結される。

ラストに関しては、さまざまな解釈を可能にするが、
僕は幾多の災害で亡くなった方の姿であり、
ここに鎮魂の意味を見る。

凍結したゴジラが再び活動するかどうかは、
日本の原発政策次第だと、と
シン・ゴジラは
現実世界に問題を投げかけて終わっている、
そう感じたのは、僕だけだろうか。
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
1日1レビューをめざします。
できない日はごめんなさい。

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