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完全なるチェックメイト/エドワード・ズウイック✓

伝記映画の難しさ。

ソ連の世界チャンピオンに勝った
アメリカの早熟なるチェスの天才。
というキャッチ―な人物が主人公。

戦いの中で神経をすり減らし
その言動も風変りだったという事実が
描かれていく。

時はベトナム戦争の最中。
負けが込み始めたアメリカには
勝ちが必要だった。

そこでチェスによる
ソ連との代理戦争が
クローズアップされた。

こうした事実の中
トビー・マグワイアは
神経症的主人公を熱演する。

映画の観客も
主人公のソ連チャンピオンとの戦いに
勝利を望んでしまうが
そこが主人公のエキセントリックな姿に
どうしてもスポイルされてしまう。

ドラマチックにしない演出はわかるのだが
それであれば、もっと奇妙で、
だからこそ、もっと魅力的に
主人公を描いてほしかった。

神経症的な側面は誰にでもある。
それが極度に頭脳を使う
チェスプレイヤーであれば
なおさらだ。

その葛藤をもっと尊敬をもって
描いてほしかった。

単なるチェスの上手い変わり者。
そんなテイストがどこかに感じられて
残念だった。

伝記映画では
実はこんな人でした的な描き方が多いが
そこに主人公に対する人間愛があってほしい。
でないと観る側が共感できない。
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プロフィール

ミツ

Author:ミツ
神奈川県在住の
フリーランスコピーライター。
本と映画を中心に
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